西武連敗ストップへ復活のエース髙橋光成が日本ハム戦に先発 約2カ月ぶり勝利目指す福島蓮と対決
1カ月半ぶり一軍登板となる髙橋光成
現在6連敗中の西武にエースが帰ってくる。6月24日に登録を抹消されていた髙橋光成が12日の日本ハム戦(エスコンF)に先発する。
昨季まで3年連続2ケタ勝利を挙げていたが、今季は2月のキャンプ中に右肩の張りにより調整が遅れると、ここまで10試合に先発して0勝8敗、防御率4.42、QS(6回以上自責点3以下)も3度のみと、不本意な投球が続いている。
6月23日のオリックス戦(3回64球1安打4四球2失点)の登板翌日に二軍落ちした後、ファームで3試合に先発。計18イニングを投げて9失点を喫したが、直近の登板となった8月2日のDeNA戦では、5回86球5安打7奪三振1失点と好投を見せていた。そこから中9日で1カ月半ぶりの一軍マウンドに上がる。
日本ハムとは今季5月14日に敵地で1度対戦し、6回6安打3失点で負け投手となっている。ただ、昨季はエスコンFで3戦3勝、計21イニングで2失点と相性が良かっただけに、今日の登板でも好投が期待される。
チームは昨日の敗戦で6連敗となり、両リーグ最速で70敗に到達。借金も「41」にまで膨らんだ。エースが復活の勝利を挙げ、チームの空気を変えることができるか注目だ。
プロ初勝利以降3連敗中の福島蓮
一方、日本ハムの先発は福島蓮。今年3月に支配下契約を勝ち取った右腕は、ここまで10試合に先発して1勝3敗、防御率3.18、QSは2度記録。6月2日のDeNA戦でプロ初勝利を挙げるなど奮闘している。
ただ、それ以降はなかなか思い通りの結果が残せず現在3連敗中。前回登板した7月27日の西武戦(エスコンF)では、5.2回73球を投げて4安打3失点で黒星を喫した。そこから中15日でリベンジを期してマウンドに上がる。
西武とはここまで3度対戦し、0勝1敗、防御率2.16をマーク。白星こそまだないが、被打率.172、WHIPは0.84と相手打線を封じているだけに、今日も最少失点に抑えて味方の援護を待ちたい。
チームは現在5連勝中で、貯金も今季最多の「10」にまで増やしている。この勢いを背に、育成出身右腕がプロ初勝利以来となる2カ月ぶりの白星を目指す。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
ロッテ・西野勇士-オリックス・田嶋大樹(ZOZOマリン)
ソフトバンク・大関友久-楽天・津留崎大成(みずほPayPay)
【セ・リーグ】
巨人・山﨑伊織-阪神・西勇輝(東京ドーム)
ヤクルト・小川泰弘-中日・梅津晃大(神宮)
広島・玉村昇悟-DeNA・森唯斗(マツダスタジアム)
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記事:SPAIA編集部