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時を超えて挑む──ル・マン24時間レースとロレックスの絆

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時を超えて挑む──ル・マン24時間レースとロレックスの絆

2025年6月、フランス・サルトでル・マン24時間レースが開催された。栄光を目指すドライバーたちと、再び歴史が動いたその瞬間を見つめるのは、ロレックスである。長年にわたり、この過酷なレースを支え続けてきたロレックスは、今年もまた決定的な瞬間の記録を刻んだ。

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世界最高峰の耐久レースとして知られるル・マン24時間レースが行われる、サルト・サーキット。©Rolex/Adam Warner

 世界が見守る中、2025年6月14日〜15日にかけてル・マン24時間レースが開催され、新たな歴史を刻んだ。サルト・サーキットを舞台に、多くのチームとドライバーが時間との戦いに挑み、極限まで競い合う激戦となった。

 1923年に創設されたル・マン24時間レースは、最も長い歴史をもち、また最も格式の高いレースとして知られ、ロレックス デイトナ24時間レース、セブリング12時間耐久レースとともに、耐久レースのトリプルクラウンを形成する大会である。その名門レースに、今年もロレックスのクロックがあった。スタートからフィニッシュまで、コース上の瞬間を見つめ、刻みつづけた静謐な存在――ロレックスは、ル・マン24時間レースのオフィシャルタイムピースおよびエクスクルーシブ メジャーパートナーである。

ロレックスはル・マン24時間レースのオフィシャルタイムピースおよびエクスクルーシブ メジャーパートナーを務めている。©Rolex/Adam Warner

 ロレックスがル・マン24時間レースをサポートするようになったのは、2001年。それ以来、20年以上にわたり、人間とマシンの限界に挑戦する精神を象徴するこの大会を支えている。根底にあるのは、「時間」に対する哲学の一致である。昼夜を問わず、24時間ノンストップで続くこのレースは、技術、集中力、そして信頼性のすべてが試される舞台だ。誤差なき計時はもちろん、過酷な状況下での耐久性と精確性が求められる。そこにロレックスの価値観が共鳴するのだ。

 フィニッシュラインを最初に越えることは、単なるレースの勝利ではなく、長年にわたる努力の結晶として、挑戦者の夢を実現する瞬間である。勝者に贈られるのは、裏蓋に“WINNER”の刻印が施された、特別な「コスモグラフ デイトナ」。それは24時間を走り抜いた者にのみ与えられる、“偉業の証”なのだ。

ピットレーン。24時間という時の旅路をサポートする。©Rolex/Adam Warner

 ロレックスは、才能に溢れ、卓越性を追い求め、常に向上心をもつアスリートやアーティストなどを「テスティモニー」として迎えている。モータースポーツの世界においても、優れた功績と精神性を兼ね備えた多くのレーシングドライバーを支援してきたが、中でもル・マン24時間レースと深い縁をもつ3人の存在は、その哲学と価値観を語るうえで欠かせない。

 まずひとりは、“ミスター・ル・マン”と称されるトム・クリステンセンである。1997年、ル・マン24時間レースに初出場で初優勝を飾った後、2000年から2005年にかけての6連覇を含む、通算9勝を達成。「2000年の勝利のあと、自分自身への褒美としてロレックスのコスモグラフ デイトナを購入し、その瞬間を記念するために、裏蓋に刻印しました。今でもその時計を見るたびに、あの時間と決意を思い出させてくれます」と語る彼は、2010年に競技生活の最前線に立ちながらロレックス テスティモニーとして迎えられた。2013年にFIA世界耐久選手権でタイトルを獲得した翌年、現役を引退。そして今なお、耐久レースの象徴的存在として語り継がれる伝説のドライバーである。

1997年に初出場したトム・クリステンセン。通算9勝、2000年から2005年にかけては6連覇を達成した伝説的ドライバーだ。©Rolex

 F1王者という輝かしいキャリアをもつジェンソン・バトンは、2022年からロレックス テスティモニーを務めている。現在は耐久レースの世界に身を置く彼は、2024年のロレックス デイトナ 24時間レースでデビューし、総合4位を獲得。今年はキャデラック・ハーツ・チーム・JOTAの一員としてル・マン24時間レースに参戦した。「耐久レースの最大の魅力は、限界への挑戦にあります。24時間、マシンも人間も休むことなく走り続ける。そこには精確さと持続性が不可欠。耐久レースとロレックスのタイムピースは、ともに技術の限界を追求する精神を体現しています」と語る。

ジェンソン・バトンはF1王者の実績を経て、耐久レースの世界へと転身。ロレックスとともに限界へ挑み続ける。©Julien Delfosse/DPPI

 そしてもうひとり、新世代の女性ドライバーの象徴として2022年にロレックス テスティモニーとなった、ジェイミー・チャドウィックだ。Wシリーズで3度のタイトルを手にした彼女は、アイデック・スポーツのLMP2チームの一員として、ル・マン24時間レースに初めて挑戦した。「トムからたくさんの助言をもらえて本当にラッキーでした。すべてを吸収し、次につなげるレースにしたいと思っています」と語るその眼差しは、まさにこれからのモータースポーツを牽引する存在を感じさせる。

トム・クリステンセンと、女性ドライバーのパイオニアであるジェイミー・チャドウィック。©Rolex/Stephan Cooper

 ロレックスが支えるのは、勝利の瞬間だけではない。昼夜を通してマシンと人間を極限まで追い込むこのレースでは、精度、耐久性、信頼性――そのすべてが問われている。それは耐久レースの根幹であり、ロレックスの本質でもある。ロレックスの時計づくりにおいて長年にわたり追求されてきた価値と、見事に一致するのだ。だからこそロレックスはこれからも耐久レースを支え、極限下で戦う者たちとともに、時を刻み続けていく。

ロレックスと耐久レースについては、こちらにて

日本ロレックス

TEL.0120-929-570

www.rolex.com/ja

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