Yahoo! JAPAN

「無印良品500」の中国初上陸を控える良品計画の株価が年初来最高値 

セブツー

国内外で「無印良品」を展開する良品計画の株価が2月21日、年初来最高値を更新した。前日の取引終了後に1月の国内売上高を発表しており、直営既存店とオンラインストアを合わせた売上高が前年同月比で11.3%増となり、12カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。

良品計画の2月21日の株価は、前日の終値3,920円から5.56%の上昇となる218円高の4,138円で取り引きを終了し、年初来最高値を更新した。出来高は429万3500株だった。

良品計画は1月10日に発表した2025年8月期の第1四半期決算が好調で、売上高にあたる営業収益、営業利益、経常利益が四半期ベースで過去最高を更新している。通期決算の業績予想も上方修正しており、営業収益と各利益は今期、過去最高を更新する見込みだ。

また、昨年11月23日に、東アジア事業部長や中国大陸事業部長など、「無印良品」の海外事業を担ってきた清水智(しみずさとし)氏が代表取締役社長に就任しており、中国展開をさらに強化していくようだ。良品計画は、取り扱い商品の約7割が500円以下で構成されている「無印良品500」を展開しているが、中国で初めて出店する。中国は景気後退で個人消費は冷え込んだままだが、良品計画の中国での収益は改善しており、2025年8月期の第一四半期は増収増益だった。

日本では100均の大手5社(大創産業、セリア、キャンドゥ、ワッツ、音通)を中心とした100円ショップ、さらにパルグループホールディングスの「スリーコインズ(3COINS)」や「イルーシーサンマルマル(illusie300)」などの300円ショップが好調で、良品計画も「無印良品500」の出店を拡大していくとしている。

中国でも日本と同様に低価格帯の市場は拡大していくと見られているが、新社長の清水智氏の手腕がいよいよ発揮となるか、注目したい。

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 【倒産情報】信濃技術(長岡市)が破産開始決定、後継者もなく先行き見通し立たず

    にいがた経済新聞
  2. 【山口県・花火大会】「阿知須浦まつり」5月31日(土)開催。山口市の阿知須漁港広場で4,000発の花火が夜空を彩る

    ひろしまリード
  3. 【5月21日プロ野球公示】西武が菅井信也の登録を抹消

    SPAIA
  4. 配信サービス上の“AI生成楽曲”を見分けるツール「Spot-if-AI」 95%の精度で判定

    おたくま経済新聞
  5. いいへんじ、さまざまなパートナーシップのあり方をテーマにした『われわれなりのロマンティック』を上演

    SPICE
  6. 【キシャメシ】5月末で閉店の「ギタ」に突入、満席の中でレアチャーシューを食べ納め

    にいがた経済新聞
  7. 「えっ、これ本当にインスタント!?」ゆでた後の“ひと手間”で劇的ウマ化!

    BuzzFeed Japan
  8. なんか痛いなぁ…と思ったらヒルに襲われてた。そして、いろいろ勉強になった【100万円の古民家】

    ロケットニュース24
  9. 【バラのカードづくり~メッセージはバラの中~】メッセージを包み込むバラのカードを作ってみよう|新潟市中央区

    日刊にいがたWEBタウン情報
  10. 森の中で発見された〝小鳥のためのBAR〟に3.2万人注目 「こういうの和む」「絵本の世界かよ」

    Jタウンネット