【動画】原付バイク2台で信号無視や蛇行運転繰り返す 男子高校生ら5人を逮捕、書類送検し捜査終結
上越警察署などは、上越市内の県道などで原付バイクに乗って暴走行為や信号無視を繰り返した新潟県上越市や妙高市に住む15歳〜18歳の高校生ら5人による道交法違反(共同危険行為等の禁止)事件について、2025年12月10日までに捜査を終結したと発表した。
《画像:暴走行為に使われた2台の原付バイクと自宅から押収された特攻服》
発表などによると高校生らは共謀して集団暴走行為を企て、今年8月1日午前2時30分頃から約30分間、上越市役所付近から直江津方面に向かって、上越大通りを原付バイク2台に2人と3人で分かれて乗り、信号無視や蛇行運転などを繰り返した。目撃者から「ノーヘルの3人乗りバイクがいる」といった通報で駆けつけたパトカーがバイクを発見し、追尾したが、バイクが二手に分かれるなどして逃走した。途中、ファストフード店の駐車場に入っての暴走も確認された。その後、直江津方面から再び現れた2台を追ったが周囲への危険を伴うことから一旦追尾をやめ、後日捜査で高校生らを特定した。いずれも当時、ヘルメットを着用しておらず、約6.4kmにわたって暴走したという。
《画像:3人が同乗した原付バイクでファストフード店駐車場を暴走する様子(新潟県警提供動画より)》
《画像:赤信号を無視し、逃走する2台の原付きバイク(新潟県警提供動画より)》
バイクを運転していた上越市の高校生(18)2人を11月13日までに逮捕し、同乗していた同市の17歳と18歳の高校生2人と、妙高市のアルバイト店員(15)の計3人を12月4日に新潟地方検察庁高田支部へ書類送検した。
5人は地元の同級生や先輩、後輩の関係だという。「暴走行為をしたことは間違いない」と全員が容疑を認めている。また、警察を鬼に見立て、逃げる「ポリス鬼ごっこ」をSNSで見たことで「憧れがあり、やろうと思って」と話しているという。
同署によると今年春頃からバイクによる暴走行為についての通報が、目撃者らから多数寄せられ、署員が出動していた。