【ダブルバインド】優柔不断な人にスパッと決断させてあげる魔法とは?【白魔法の心理学】
優柔不断な人にスパッと決断させてあげる魔法
選択肢を減らしてあげることで選びやすくなる効果を狙う
友人や恋人の買い物につきあったとき、あれこれ悩んだ末、何を買ったらいいのか決められないという局面に遭遇したことはありませんか?
決断力のない人というのは、いろいろな選択肢がありすぎると、何を選んだらいいかわからないという状況に陥ることが多いのです。
そんなときは、そばで見ていたあなたがいいと思ったもの2つを選択肢として挙げてしまい、「これとこれがあなたにピッタリだから、どちらか一つを選んだら?」と提案してあげましょう。
ここではせっかく買い物に来たのだから「買わない」という選択肢を消して、どちらかを選んでもらえるように誘導します。人は与えられた選択肢のなかだけで物事を判断しやすいという傾向があります。これは誤前提暗示と呼ばれるもので、ダブルバインドという心理テクニックの一種です。
応用技としては、相手を説得する際にも活用できます。やり手セールスマンが使う手として、お客さんに「買わない」という選択肢を持たせないためにいきなり「AとBのどちらにしますか?」と提示して、相手に考える暇を与えずにどちらか片方を選ばせてしまうやり方があります。
ちなみに、あなたが相手に二者択一のうち選んでほしいものがあったら、それを2番目に提案してみましょう。人は後に言われたほうを選択したくなるという新近化効果が発揮されるからです。
優柔不断な相手に効果的 2つの選択肢
「素敵なものがありすぎてどうしよう。どれにすればいいのか決められない…」
「そうね…まずは欲しいアイテム2つを挙げてみようよ」
あまりに漠然としているならアイテムを2つ提案
「うーん。まずはブラウスと春に着るアウターかな… 」
「OK!まずはブラウスから選んでみようか」
「ブラウスはシンプルな形で…」
「シンプルな形だとこの落ち着いた色かこちらの明るい色、どっちもあなたに似合うと思うよ」
「ありがとう!そうね…明るい色にする!」
2つの選択肢のうち、選ばせたいほうを後に提案すると後者を選択する可能性が大!
【出典】『白魔法の心理学』監修:渋谷 昌三