いよいよ開幕「淡路花みどりフェア2025」直前内覧会で淡路会場の見どころをチェック! 淡路市など
3月20日にいよいよ開幕した「淡路花博25周年 花みどりフェア2025」。これから4月27日まで淡路島全土で、フェアと協同したさまざまなイベントが展開されます。記者は、開催に先駆けて3月16日に行われた内覧会に参加して来ました。
「ジャパンフローラ2000」(淡路花博)は、2000年に淡路島で開かれた国際園芸・造園博。同フェアはその25周年に当たる今年に「自然と生きる、いのちをつなぐ淡路島」をテーマに開かれました。
内覧会では、同フェアの淡路会場での注目イベントを視察しました。島外から参加した関係者やマスコミ、インフルエンサーの皆さんは、神姫バスが運行する2階建てオープントップバス「SKYBUS」で淡路夢舞台に到着。
一行はまず、1年間に渡る大規模修繕工事を終えて3月20日に再オープンした兵庫県立淡路夢舞台公苑温室「あわじグリーン館」を訪れました。同館は建築家・安藤忠雄氏の設計により高さ20mの大空間が広がる日本最大級の温室です。
再オープンした同館では、世界最古の植物・ジュラシックツリーなど約3,000種の珍しい植物が楽しめます。メイン会場ともいえる「にぎわいのにわ」では、『ガーデンキャッスル』が美しく衣替え。天井から吊り下げられたシャンデリアのような花の玉が、とても華やかです。
こちらは、流木アート作品「ジャンピング・ガゼル」。英国の彫刻家・ジェームズ・ドラン・ウェッブ氏による新たな常設展示作品は、まるで生きているような躍動感があります。
以前よりも熱帯植物の展示が格段に増えて、ジャングルのようなコーナーもある同館。植物の力強さと生命を感じる演出に、記者は心から感嘆しました。
次に訪れたのは、淡路島国営明石海峡公園の『チューリップガーデン』。同園では期間中、100品種168,000本のチューリップが次々に開花する予定です。花壇「大地の虹」では、冷蔵保存した早咲きのチューリップが、可憐な姿を見せていました。
同公園淡路口ゲート近くのビジター棟2階では、「チームラボ お絵かきアニマルズ&天才ケンケンパ」を見学。真っ暗な会場に入ると、カラフルな色彩の洪水が目に飛び込んできます。
会場に設置された動物の下絵にクレヨンで自ら絵や色を付けたアニマルが、壁に映された草原で動き出す《お絵かきアニマルズ》。触るといろんな反応をしたり、他のアニマルと仲良くコミュニケーションしたりする姿が愛らしく、ほっこり優しい気分になれました。
水面のように見えるフィールドに浮かんだ◯△◻ の上を、片足ケンケンで跳んでいく《天才ケンケンパ》は、着地のたびに生まれる蝶や動物、目まぐるしく変わる光や色に目を奪われます。
半日をかけて行われた内覧会は、淡路夢舞台内に設置された「放置竹林を活用した竹あかりアート ~水と光が彩る竹のシンフォニー~」の試験点灯を見届けて終了。竹に穴を開けて描いた模様から暖かな光が漏れだす美しい展示に、心がほっと癒されます。内覧会参加者の皆さま、お疲れさまでした。
島内では他に洲本会場と南あわじ会場のふたつのメイン会場があり、さらに88か所の施設がサテライト会場に指定されています。淡路島全体がイベントムードに華やぐ1か月余り。記者も全力で楽しむ所存です!
開催期間
2025年3月20日(木・祝)~4月27日(日)
問い合わせ
淡路花博25周年記念事業実行委員会
TEL 0799-73-6090