有名スポーツ選手も参拝 東灘区・御影にある『弓弦羽神社』に行ってきました 神戸市
大熱狂の「東京2025世界陸上」が終わりましたね。選手の努力の軌跡や感動的な走りに興奮冷めやらぬ記者ですが、実は神戸市東灘区にも“あの有名スポーツ選手”の参拝で話題になった神社があります。
その場所、『弓弦羽(ゆづるは)神社』は阪神御影駅から北に15分歩いたところにあります。
鳥居をくぐって境内に入ると、大きな椋(むく)の木がお出迎え。実は、この椋の大木は樹齢370年と神戸で一番長生きしている木で、神戸市の天然記念物にも指定されています。
近年では「努力が“むく”われる」との語呂合わせから、手を添えられる参拝者も増えているんだそう。記者が訪れた時には、校外学習と思われる高校生の集団が訪れていました。
そのまま、まっすぐ進むと、願いを込めて石と拝殿を100回往復すると願いが叶うと言われている「百度石」や、犬の水飲み場が。自然豊かな境内を、ワンちゃんと一緒に散策するのもよさそうですね。
そうこうしていると本堂に到着。平日の昼間にも関わらず、多くの参拝客の姿がありました。
冒頭でも述べましたが、弓弦羽神社はスポーツと深いかかわりのある神社。特に、ご本尊である熊野大神の使いである「八咫烏(やたがらす)」が日本サッカー協会のシンボルマークになったことから、サッカーにゆかりのある神社となっています。
過去には女子のプロサッカーチーム『INAC神戸レオネッサ』が必勝祈願に訪れたこともあるのだそう。
本堂横に設置された、八咫烏の描かれた「御影石のサッカーボール」は、本神社のシンボル的な存在です。
サッカーボールを模した絵馬には、プレー技術の向上や勝利を祈願するものに加えて、プロ選手の活躍を祈願するメッセージがしたためられていました。
また、弓弦羽神社といえば『羽生結弦選手』の存在も忘れられません。一時期、名前が似ていることから羽生選手が参拝に訪れ、フィギュアスケート愛好家の聖地としてメディアでも多数取り上げられた本神社。
奉納されている絵馬は、9割以上が羽生結弦選手の活躍を祈願したもので、その人気の高さがうかがえました。
境内には、いたるところに八咫烏の「ゆづ丸」のキャラクターが。境内に設置された「ゆづ丸奉納台」に願い事を書いた短冊を納めると、ゆづ丸がその願いを神様へ届けてくれるという、なんともかわいらしい仕組みになっています。
サッカーにフィギュアスケートに、聖地巡礼にもってこいの『弓弦羽神社』。生い茂る緑の中にそびえたつ境内で、都会の喧騒を忘れるひと時を過ごすのもよさそうです。
場所
弓弦羽神社
(神戸市東灘区御影郡家2‐9‐27)
時間
9:00~17:00(御祈祷は9:30~16:00)
年中無休