【八王子市】東京八王子ビートレインズ Bリーグワンへ参入決定 「応援、支えに感謝」
プロバスケB3・東京八王子ビートレインズは10月21日、2026年秋から新たに始まる「B.LEAGUEONE(=「B.革新」後の新B2)」への参入が決定したことを発表。市役所で記者会見を行った=上写真。
会見冒頭、チームを運営する(株)THTマネジメントの室舘勲会長が「市民の皆さんの応援と支えがあって達成できた。心からうれしい」とあいさつすると、初宿和夫八王子市長や八王子商工会議所の樫崎博会頭らから祝辞が述べられた。
トレインズは昨季、来秋から始まる新リーグで一つ上のカテゴリーとなる「Bリーグワン」への参入を目指し、▽ホーム戦の平均観客数1500人以上▽売上高2・5億円以上▽Bワン基準のアリーナの大きな3つの条件に挑戦し、前提条件となる債務超過2・8億円を解消し、ホーム戦の平均来場者数1711人と、年商2・75億円を達成。Bリーグネクストライセンスが発行され、Bリーグワンに仮入会での参入が決定した。今後は本ライセンス取得に向け▽平均観客数2000人▽売上高4億円▽U18設立などを目指す。
トレインズ在籍9年目のキャプテン・大城侑朔選手は「新たな地点に立った実感があるが、あくまでスタート。今後ももっと八王子に元気を届けられるよう頑張りたい」とコメントした。
高松僚社長からは今後の課題として来場者数の更なる増加と、現在のスポンサーに大きく頼った経営状態の改善が挙げられた。具体策としてチケット・グッズなどで収入増加を見込み「環境の魅力を向上させ、会場内を楽しんで頂くことでお金を使ってもらえるよう努力したい」と話した。
本拠地のエスフォルタアリーナは現在、立ち見込みの3118席で、リーグ規約の「3000席以上の観客席数」は満たしているが、求められている「大型映像設備」の設置が完了していない。高松社長によると26年9月が締切とされているという。これを受け、初宿市長は「競技施設をさらに魅力的なものに改修しなければならない」と一定の理解を示した。
町田でホーム戦品川に1勝1敗
勢いに乗るトレインズは10月24・25日、町田市立総合体育館(町田市南成瀬)でしながわシティバスケットボールクラブと対戦。87―62、83―96と1勝1敗で、戦績は8勝2敗で15チーム中3位となった。
次戦は11月8日(土)・9日(日)、エスフォルタアリーナ八王子でヴィアティン三重と対戦。8日は午後4時30分、9日は正午にオープニング開始。2階自由席の無料招待企画も実施中。詳細はHP。