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パリ五輪日本代表 斉藤選手 地元でPV 犬蔵SC児童ら声援

タウンニュース

試合を見守る参加者。手前は犬蔵SCの子どもたち

パリ五輪に出場した、白幡台小・犬蔵中出身でサッカー日本代表の斉藤光毅選手(22)を応援するパブリックビューイング(PV)が3日、宮前スポーツセンターで行われた。深夜の試合にもかかわらず、およそ100人が会場を訪れ声援を送った。

この日、斉藤選手はフォワードとして先発出場。ボールを持つとひときわ大きな歓声が沸き上がった。斉藤選手は予選リーグ初戦のパラグアイ戦で巧みなドリブルからアシストを決めるなど大会を通じて活躍。しかし最終戦では結果につなげることができず、後半22分にベンチに下がった。試合は、日本がスペインに0対3で敗れて準々決勝敗退。ベスト4進出にはいたらなかった。

斉藤選手が所属していた犬蔵SCの主将を務める佐藤慧さん(菅生小6年)は「1対1の強さやスピードがあって、すごかった。試合に負けてしまって残念だけど、これから自分も1対1で負けないプレーをしたい」と話していた。

ボール肌身離さず

犬蔵SCの代表・監督を務める引地広和さんは小学生時代の斉藤選手を「普通のサッカー少年だった」と振り返る。足が特に速いわけではなく、他にもテクニックが優れた選手はいた。「ただ一つだけ、サッカーが好きという気持ちは誰よりも強かった」という。ボールを肌身離さず、練習が終わった後も公園などでボールを蹴っていたという斉藤選手。上達は早く、4年生の頃には、2つ上の6年生のチームで主力として活躍した。横浜で行われた大会では、一人で10点以上得点を決めたというエピソードも。

斉藤選手は、今でも年に数回、犬蔵SCの練習を訪れ、子どもたちとボールを蹴り交流を図っている。引地さんは「地元を大切にしてくれている。今回はフランスに応援に行くことはできなかったので、これからA代表に入ってもらい、再来年のW杯に出場した際には、応援しに行きたい」と今後の活躍に期待を寄せる。

斉藤選手は、川崎市立白幡台小学校、犬蔵中学校出身。犬蔵SCからJリーグ横浜FCのユースに入り、高校2年生の時にはトップチームへの出場が可能となる2種登録選手に。16歳11カ月でクラブ史上最年少でトップチームデビューした。

ドリブルをする小学生時代の斉藤選手=引地さん提供

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