小麦の良い香りがお店の中に漂う、自家製粉とオーガニック小麦にこだわった「麦秋至(むぎのときいたる)」(神戸市中央区)
今回伺ったパン屋さんの店名「麦秋至」、最初は何と読むのか分かりませんでした。「むぎのときいたる」と読むそうです。
日本の季節は春夏秋冬の四季に加えて立春、立冬などの「二十四節気(にじゅうしせっき)」がありますが、この二十四節気を更に3つに分けた「七十二候(しちじゅうにこう)」という季節の分け方もあります。
「麦秋至」はこの七十二候の季節の一つで、文字からは秋のように思えますが、「麦が熟して畑一面が黄金色になる頃」つまり初夏を表してます。
小麦に拘ったお店であることは、想像に難くない店名です。
お店は阪急神戸線の王子公園駅から徒歩9分ほど、又はJR神戸線の灘駅から徒歩10分くらいの距離にあります。
お店の右壁面にあるパンのオブジェがとても印象的です。
お店が開店したのは2021年11月、以前は石川県でパン屋さんをされていたようですが、その時とは違ってハード系中心のラインナップです。
そしてオーガニック小麦を石臼で自家製粉して焼かれているとのことで、お店の中には小麦の素晴らしい香りが漂っていました。
パンは小麦に拘った、小麦好きの方にはたまらないお店です。
並べられているパンは、どれも大きくて濃い目の焼き色なので、とてもテンションが上がりました。
上の段にはスコーン各種、下の段には左からバゲット、食パン、レーズン食パンが揃っています。
カンパーニュやライ麦パンなども、大きくてゴツゴツした外見で、美味しさをヴィジュアルで感じました。
ショーケースの上にオーガニックの小豆の生産者さんのものが置かれていました。30年間無農薬、無化学肥料というこちらも拘った小豆です。
【購入したパン】
*有機小麦の食パン
小麦は北海道産「春よ恋」と九州産「ミナミノカオリ」を使用。石臼で轢いた小麦を手捏ねで捏ねて、高加水の生地にして焼かれたパンは、言わずもがなの小麦の芳醇な香りと、モチモチ感とをダブルで愉しむことができます。小麦好きにぴったりのパンです。
*パン・オ・フリュイ(画像左)
小麦粉は北海道産のライ麦とキタノカオリを使用。ドライフルーツは海外産のものですが、ドライチェリー、オレンジピール、カレンツ、カシューナッツなどすべてオーガニックです。少しスモーキーな感じの香ばしい硬めの生地に、オーガニックのドライフルーツのストレートなフルーティー感が見事です。
*スコーン(画像右)
石臼で挽いた有機全粒粉100%使用。リベイクするといい香りが再現されます。パサパサ感がなく、しっとりとしたスコーンは病みつきになる味でした。
小麦好き、ハード系好きのためにあるパン屋さん、間違いなく再訪します!
SHOP INFORMATION
【店名】麦秋至(むぎのときいたる)
【住所】兵庫県神戸市中央区坂口通1-3-11
【電話番号】070-8392-3663
【営業時間】11:00~18:00
【定休日】日・月
※写真の商品の種類、価格は、2025年10月現在の情報となります。
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗もしくはSNSなどでご確認ください。