「いつも冷蔵庫がキレイな人」が入れない“3つのもの”「全部入ってるわ…」「整理します」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)で整理収納アドバイザーの三木ちなです。ものを頻繁に出し入れする冷蔵庫は、きれいな状態を持続しづらい場所のひとつ。せっかく整頓しても、数日でごちゃついてしまうのも“あるある”です。そこで今回は、きれいな冷蔵庫をキープするために、わたしがあえて「冷蔵庫に入れないもの」をご紹介します。
1.つくり置きの料理
以前はおかずをつくり置きしていたのですが、数年前に卒業しました。つくり置きは便利な一方、冷蔵庫のスペースを陣取るデメリットも感じたからです。
どんなに省スペースの保存容器を使っても、それほど広くない冷蔵庫内はパンパンに……。その結果、せっかく用意したつくり置きおかずの存在を忘れてロスすることがたびたびありました。
わたしや家族の性格上、食べたいものが気分でコロコロ変わることもあり(笑)、つくり置きを食べずにほかのおかずを食べる……なんて日もしばしば。
冷蔵庫をすっきり整えるために、わたしにはつくり置きは不向き。そう感じた今は、豆腐やキムチなど簡単に出せる副菜を活用する頻度を増やして、つくり置きによる冷蔵庫ごちゃごちゃ問題を解決しました。
2.トレンドの調味料
流行りの調味料には、基本的に手を出しません。テレビで話題の調味料は気になるけれど、購入後すべて使い切れた試しがないからです(笑)。
初めの1、2回はハマって使うけれど、結局は定番の味付けに戻るのがお決まり。あくまでもわが家の場合ですが、トレンドの調味料を購入しても毎回ロスすることがほとんどでした。その結果、冷蔵庫のドアポケットが調味料だらけに……。これでは庫内はきれいになりません。
話題の調味料を使うのなら、1回で使い切れる素系の調味料がおすすめ。口に合っても合わなくても1回ポッキリなので、ロスせずに済みますよ。
3.小袋の調味料
冷蔵庫の肥やしになりがちなのが、ソースや醤油などの小袋調味料。「捨てるのには惜しい」「もったいない」とものを大切にする気持ちは大事ですが、あれこれとっておくと冷蔵庫の中が乱雑になります。
冷蔵庫の散らかりを防ぐには、小袋の調味料は保管するのではなく「すぐに使う」のがベスト! 例えば醤油なら、煮物をつくるときに一緒に入れる。ケチャップなら、チキンライスの味付けに消費します。
とっておく習慣をやめて、すぐに使うクセをつける。これを意識すると、ちまちました小袋調味料は溜まりっぱなしになりません。
ものが居座る冷蔵庫とはおさらば!
冷蔵庫の中には、必要なものだけを揃えるのが“きれい”が続く秘訣です。使用頻度の低い調味料や長い間保存するつくり置きは避け、肥やしになりがちな小袋調味料はすぐに使う。
わたしの場合は、この3本柱で冷蔵庫内が荒れにくくなりました。
まずはご自宅の冷蔵庫をチェックして、散らかる原因を探ることから始めてみませんか?
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア