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大阪湾・泉州エリアにアジの釣果情報が届いた。夕方には空いているポイントに入ることができ、夕マズメからの地合いでは良型を含むアジがヒット。夜間はワームとジグヘッドを調整しながら常夜灯の明暗を狙って釣果を伸ばし、最終的には20匹超と十分な釣りが楽しめた。

泉州エリアでアジング釣行

日差しがやわらかくなり、釣り場にも少しずつ活気が戻ってきた頃。釣果情報を確認していると、大阪湾の泉州エリアでもアジの釣果が出始めたとのこと。釣りものが少なかった時期を越え、いよいよシーズンが動き出した気配を感じる。今日は土曜日、仕事は午前中で終わる。午後から釣りに出かけてみることにした。

大阪湾では毎年、水温の上昇に合わせてアジの回遊が確認されるが、今年は少しゆっくりとした立ち上がりのように感じていた。対岸の淡路島では年中釣れているという話も耳にするが、やはりホームエリアでの釣果情報には心が躍る。

情報によれば中アジから小アジまでが回遊しているとのこと。数釣りシーズンを思わせるような釣果に期待を膨らませながら、ポイントへと急いだ。

有名ポイントに到着

予想通り、みな情報を見ているようで釣り人も多い。しかし夕方に近づくにつれて肌寒さもあることから、入れる場所はそこそこあり、空いている場所に入らせてもらうことができた。

紫外線がきつくなる時期でもあるため、夕マズメとはいえ紫外線対策も欠かせない。今年はリップスティックタイプの日焼け止めを肌の露出部分に塗って準備した。

クリームタイプに比べて持ち運びもしやすく、残量が分かりやすいこと、そしてクリームタイプだと鞄の中で勝手に蓋が外れて液漏れしていることがないので重宝している。

釣行開始

公園の一角にあるこのポイントでは潮が比較的緩いため、ジグヘッドも比較的軽めのものが有効だ。最初は0.6gの自作タングステンジグヘッドに34のJr「にじ」をセットしてキャスト。常連の皆さんと話をしながらヒットを待つ。ここ数日は17時30分過ぎくらいに最初のヒットがあるらしい。まもなくその時間だ。

夕マズメにいきなり表層でのヒットは少ないだろうと予測し、沖のボトムを意識してキャストを繰り返す。潮の流れも加味して、ボトムまでは約25カウント。糸がふけたタイミングから、ゆっくりと底少し上を漂わせるイメージでさびいていく。

25cm超アジがヒット

そろそろかなぁ〜と考えていると、ツンと小さいアタリが出た。合わせるとティップが少し入る程度だったが、引きが伝わってきた。豆アジ？と思った瞬間、一気に走り出した。ロッドがベリーまで入る。

ドラグを出しつつ寄せてくると、良型のアジだった。ついにヒット！ 抜こうかどうか迷うサイズだったが、SFR-51のバットパワーとエステル0.25号なら持つだろうと考えて抜き上げた。

出来過ぎな展開ではあるが、このポイントで先陣を切ってアジをゲットできた。25cmを超えるアジだった。やはり沖目のボトムで潮の当たる場所が正解だったようだ。喜んでいると、サビキの常連さんのロッドにも次々とヒットして地合いの到来となった。

私も乗り遅れないように再びキャストして次の一匹を狙う。サイズは少し下がるものの、飽きがこない程度にヒットが続く。地合いは20分ほど続き、緩やかにヒットが遠のいた。

ナイトゲームに突入

常夜灯が点灯し始め、本格的に暗くなってきた。常夜灯が効き始めると再びアジが釣れ始めた。夕マズメまでは比較的ストレートタイプのワームを使用していたが、暗くなったタイミングでこのポイントで実績のあるリング系ワームにチェンジする。

アジが連発

また、潮の流れも速くなり始めたのでジグヘッドも0.8gに交換してボトムを狙っていく。数投してボトムより少し上に重い潮の流れがあることがわかり、集中的に狙っていくとヒット。小アジではあるが、うまくレンジに入れられたようだ。そこからはしばらく1投1匹で連発モードに突入する。

しかし、10匹ほど釣ると流石に場荒れするようで、少し打つ場所を変えて釣っていく。釣れている場所から推測すると、常夜灯の明暗境に潮が当たる場所がキーポイントのようで、同じような場所を狙うとヒットが続いた。

しばらくすると、ぽつりぽつりと雨が降り出した。そういえば、今夜は雨予報だった。強くならないうちに勇気ある撤退とした。合計で約20匹程度釣れたので、十分な結果といえるだろう。

＜福岡崇史／TSURINEWSライター＞