星が丘在住加藤さん 出版作品が100冊に 電子書籍で発表続け
星が丘在住の淡彩スケッチ画家・加藤忠一さんが11月30日、画集『は(や)がきスケッチ大相撲4令和6年全場所』を電子書籍で出版した。
加藤さんはペンで描いた線画に水彩で色をのせる「淡彩スケッチ」で、風景や建物、植物などさまざまなモチーフを表現している画家。約10年間にわたり画集を中心に数多くの作品を発表し、今回の作品で電子書籍としての作品総数が100冊となった。「よくやったなあと自分でもあきれるような気持ち」と話す。
相撲の躍動感を表現
100冊目となる今回は、3年前から続けている「大相撲スケッチ」の4作目。加藤さんは小学生の頃からラジオで大相撲の中継を聞いていたほどの相撲好き。数年前まで風景画を中心に描いていたが、人物画に挑戦しようと思い立ち、相撲を題材に選んだという。
テレビ中継を見て気に入った取り組みを1日1枚スケッチし、それぞれに力士の名前と決まり手を添えて1年ごとにまとめている。気に入っている力士のほかに頻繁に登場するのは、個性的な「決まり手」を披露する力士たち。「同じ決まり手でも人と人がやっていることだから同じ絵にはならない。それがおもしろい。相撲は生きている限り描き続けたい」
画集はショッピングサイト「Amazon」が提供する電子書籍サービス「Kindle」で100円で販売中。電子書籍作成サイト(【URL】https://romancer.voyager.co.jp/?p=410965&post_type=nredit2)でも公開している。