税の必要性、標語に 小中学生20人が表彰
麻生区と多摩区の小中学生を対象にした「税の標語」の表彰式が12月5日、川崎西税務署で行われた。応募総数1636件の中から、入賞者25人が表彰された。
主催は、消費税の適正申告をPRする川崎西間税会(伊藤久史会長)。次世代を担う子どもたちに、税金の在り方、納税の義務など、税を身近に感じてもらうための租税教育の一環として、毎年実施しており、今回で10回目。両区から作品を募った結果、今年は小学校から1023点、中学校から613点の応募があった。
神奈川県間税会連合会神奈川県議会議長賞には、本多結葉さん(金程中3年)の「第一歩身近な納税消費税」が選出。設楽和馬さん(中野島小6年)は「当たり前税のおかげで出来ている」の作品で川崎西税務署長賞、はるひ野小6年の佐藤鈴さんが「税金であかりがともるすてきなみらい」の作品で川崎市長賞を受賞した。
伊藤会長は「今年は中学生の応募が増え、裾野が広がっていると感じた」と振り返り、「税の使い道や必要性について、短い言葉に詰め込んでくれた。普段の生活の中で感じた税の大切さを、普段の言葉を使って自由に表現してくれ、読み応えがあった」と喜びを語った。