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アーティスト・声優の山崎エリイさんが趣味の“紅茶”について綴るコラム連載「Erii Salon」【第10回:夏とアイスティーの楽しみ方】

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

アーティスト・声優として活躍する山崎エリイさんが、趣味の「紅茶」をテーマに綴るコラム連載「Erii Salon」。

日常的に紅茶を嗜みつつ、紅茶アドバイザーの資格も所持している山崎さんが、各月のテーマに沿って紅茶の魅力をお届けします!

第10回のテーマは、「夏とアイスティーの楽しみ方」。

今回のコラムでは、山崎さんが今年こそ訪れたいと語る花火大会や、夏祭りにまつわる思い出をご紹介。幼少期の記憶や、夏に感じるときめきを通して、暑さのなかにも優しい気持ちが広がるひとときを綴っていただきました。

後半では、そんな夏にぴったりの涼やかな紅茶として、基本のアイスティーの作り方やおすすめの水出し茶葉を丁寧にご紹介。五感で涼を楽しむ「Erii Salon」、ぜひごゆっくりお楽しみください。

前回はこちら

【写真】山崎エリイが“紅茶”を綴るコラム連載「Erii Salon」【第10回:夏とアイスティーの楽しみ方】

夏とアイスティーの楽しみ方

雨で洗い流された空から力強い光が降り注ぎ、紫陽花がそっと緑に戻ればいよいよ夏の到来。

この時期、海水浴やバーベキュー、野外フェスなどアクティブな事柄が思い浮かびますが、皆さんはご予定など決められましたか?

私は今年こそ行きたいなと思っているイベントがあります。

それは、花火大会!

実は縁日や花火がとても好き。カランコロンと下駄の音を響かせながら賑やかな笛や太鼓の音の鳴る方へ向かえば、ずらっと並ぶ屋台。

輪投げ、ヨーヨー釣り、射的などお祭りならではの遊びを思い切り楽しんだ後の、しゅわしゅわ弾けるラムネの爽快感は熱った体に染み渡って最高…!

また子供の頃には母が手作りしてくれた浴衣を着てお祭りに行った日もありました。当時はただただ喜びでいっぱいでしたが、きっとたくさんの時間をかけ愛情を込めて作ってくれていたはず。もう小さくなってしまい着れないけれど、私にとって大切な宝物と思い出の一つです。

そして最後を飾る打ち上げ花火。

夜空に次々と眩い大輪の花が開き、名残惜しくも消えてゆくあの瞬間は何度見ても特別な美しさだなと感じます。

…やっぱりお祭りって良いですよね〜!

書けば書くほど行きたい気持ちが増してきました笑

大人になったらもっと行動範囲が広がると思いきや年々縁遠くなってしまって、情報を追いながらも実行に移せず、『夏らしい事全然出来なかったな...やっぱり行きたかったな...』と切ない気持ちを抱え続け何年も経ってしまっているので、今年こそは花火を見ることが出来たらいいなと思っています。

さて今月のErii Salonでは、暑い季節にぴったりなアイスティーの基本の楽しみ方をお伝えさせていただきたいと思います。

はじめに茶葉のご紹介から。

こちらはリーフルダージリンハウスの『ダージリン2025ファーストフラッシュ グレンバーン農園チャイナ DJ-10』です。

ダージリンにはシーズンが3回あり、瑞々しいファースト(春)、香り高いセカンド(夏) こっくりとした深みのオータムナル(秋)とそれぞれ特徴が異なるのですが、こちらのグレンバーン農園のDJ-10は春摘みらしい青々としたキレのある味わいと琥珀色の水色(すいしょく)が魅力的。

甘さや深みよりも軽やかでスッキリとした清涼感を求めている方には、ぜひ一度ファーストフラッシュを試してみていただきたいところです。

さて茶葉の準備が整いましたので、ここからは本題となるアイスティーの作り方を書かせていただきたいと思います!

基本的にはErii Salon第4回で解説させていただいた手順と変わらず、最後に氷を入れたグラスに茶こしで茶葉をこしながら紅茶を注ぎ入れるだけでも十分ではあるのですが、アイスティーならではの方式を取り入れると、より茶葉のクオリティを逃さず美味しく淹れることができます。

その中でも特に押さえたいポイントは2つ。

①お湯は通常の半量
後に氷で急冷することを見越して、2倍の濃さで抽出すると味が薄まることがありません。

②氷は惜しまずたっぷりと
グラスの縁ギリギリまで氷を入れた後、紅茶を注いでみてください。温度を一気に下げるとクリームダウン(抽出液が白く濁って見える現象)が起こらずグラスに映えるクリアな紅茶が出来上がります。

必要とする道具や決まりごとが多いと億劫になってしまいやすいので、まずはこの2つの項目を意識してみてくださいね〜!

またもっと手軽に作りたいという方にオススメしたい品が水出しタイプ。

ティーバッグとお水を入れた容器を、冷蔵庫で6~8時間冷やすだけで完成する優れもの。

水出し紅茶も同じくリーフルダージリンハウスから夏季限定『クリアマスカット』を選んでみました。

こちらは私も初めていただいたのですが、ベースとなるダージリンがフレーバーに引けを取らず存在感を放っていて、これまた美味しい。

ちなみに注意点としましては

・常温ではなく冷蔵庫で保管すること
・抽出目安の時間になりましたら必ずティーバッグを引き上げること

これで鮮度もしっかり守られます!

『アイスティーは加減が難しそう』というイメージを持たれることもあるのですが、工夫次第でとっても手軽にお楽しみいただけます。

この夏、身体の熱を和らげる選択肢のひとつとしてアイスティーはいかがでしょうか?

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