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沢尻エリカが名作舞台の主人公に 六角精児、橋本良亮らも出演する『ピグマリオン-PYGMALION-』の上演が決定

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『ピグマリオン-PYGMALION-』

2026年1月20日(火)~2月8日(日)東京建物 Brillia HALL[豊島区立芸術文化劇場](東京)を皮切りに、名古屋、北九州、大阪にて、『ピグマリオン-PYGMALION-』が上演されることが決定した。

『マイ・フェア・レディ』や『プリティ・ウーマン』の原作である『ピグマリオン』は、シェイクスピアに次ぐ英国人劇作家で、ノーベル賞作家ジョージ・バーナード・ショーが1912年に執筆した不朽の傑作喜劇。1913年にウィーンで初演されて以来、"英語劇の中で最も知的で皮肉な喜劇の一つ(The New York Times)"など、「20世紀初頭の英語演劇の傑作」と言われ、今もなお世界中で愛され、上演され続ける名作だ。

映画『マイ・フェア・レディ』ではオードリー・ヘプバーンが主人公イライザを演じ多くの人々を魅了。以降、数々の名優が演じてきたアイコニックなイライザ役に、沢尻エリカが決定。沢尻は2024年舞台初出演にして初主演を務めた『欲望という名の電車』において、主人公ブランチを熱演し、舞台デビューを果たした。本作では初めて英国喜劇に挑む。

沢尻エリカ

また、個性的で唯一無二の存在感を放つ六角精児がイライザを変貌させるヒギンス教授役に決定。そして、上流階級の家庭で育ったフレディ・エインスフォードヒル役を橋本良亮。清水葉月、玉置孝匡、市川しんぺー、池谷のぶえ、小島聖、春風ひとみ、さらに平田満といった実力派俳優、豪華キャストが集結。

演出には英国演劇界の重鎮、ニコラス・バーターが来日。1904年ロンドンで設立された世界的な名門校、英国王立演劇学校の校長を1993年から15年に渡り務め数多くの世界的俳優を輩出。主な卒業生には、ビビアン・リー、アンソニー・ホプキンス、ケネス・ブラナー、トム・ヒドルストンなどの名優が名を連ねる。

本作では、ロンドンの花売娘イライザが、音声学者ヒギンス教授と出逢い、厳しい訓練を経て、上流階級の公爵夫人へと生まれ変わっていく姿を描く。教養を身につけたイライザが選ぶ真の結末とは……。

本作を元に製作された名作ミュージカル『マイ・フェア・レディ』のロマンティックな結末とは大きく異なり、イライザは自らの意志で人生を選択する。どんな公演になるのか期待しよう。

【あらすじ】
音声学のヒギンス教授は、ある雨の夜、コヴェントガーデンの路上で花売り娘のイライザと出会う。ロンドン訛りが強烈で教養の一欠片もないイライザ。そのイライザの夢は路上の花売りではなく、花屋で働けるレディになること。「この娘にたった6カ月で上流階級の話し方を身につけさせることは可能なのだろうか。」ヒギンスは面白い実験材料が見つかった! と喜び、盟友のピカリング大佐と協力して、イライザを徹底的に教育する日々が始まる。
過酷なレッスンを経て、ヒギンス教授とピカリング大佐の期待以上のレディに生まれ変わったイライザは、見事、社交界で大成功をおさめる。そんな中、若い青年フレディはイライザの真の魅力に惹かれていく。
出演者コメント

■イライザ・ドゥーリトル/沢尻エリカ

沢尻エリカ

この作品に参加できることを本当に嬉しく思っています。
私が演じる主人公イライザは、下町で花売りとして生きてきたのですが、教養を身につけ自立した女性へと変わっていきます。このイライザの成長ストーリーは作品の見どころなので、注目していただけましたら嬉しいです。
舞台というのは生もので、キャストやスタッフ、そしてお客様がひとつの空間で一緒にお芝居を作る特別な場所だと思ってます。映像では味わえない世界観、それをぜひ体験してもらいたいです。
こんな素敵な作品に出会えて感謝しております。全身全霊、心を込めて作っていきたいと思います。皆さんもぜひ楽しみに待っていてください。

■ヒギンス教授/六角精児

六角精児

ビジュアル撮影をした時に自分の衣装がかなりフォーマルな感じでしたので、やはり心してかからねばと思っております。この100年以上前に書かれた作品は、未来を予言していたというか、女性が自立を目指し、且つ自分らしく生きることを描いており、とても革新的。それを今、上演することで当時とは違った発見があるのではないかと思います。心に響く上質で味わい深い人間ドラマを共演者の皆さんと作り上げて参りますので、ご期待下さい。

■フレディ・エインスフォードヒル/橋本良亮

橋本良亮

A.B.C-Zの橋本良亮です。この度、舞台『ピグマリオン』に出演する事になりました。役はフレディ・エインスフォードヒルという人物を演じます。当時フレディを演じていた俳優のデビッド・ツリーさんは僕と同じ7月15日生まれでびっくりしました。何か勝手にご縁を感じています。
話を頂いた時に映画を拝見しましたが、映像もモノクロでストーリーにも引き込まれる感じが印象的でした。ご一緒させていただく素敵な俳優の皆様とこの舞台に立てる事すごく楽しみにしております。役柄としてはピュアでユーモアのある役なのでどんなフレディを演じられるのかが楽しみです。『マイ・フェア・レディ』の元ネタとなった作品でもある『ピグマリオン』、楽しく演じられたらと思います。ぜひご覧ください。

■クララ・エインスフォードヒル/清水葉月

清水葉月

演出のニックと初めて出会ったのは3年前のワークショップでした。
その時わたしは恋をしました。一瞬で。
ニックの情熱と精神に心を奪われたわたしの前に、再び彼が現れました。
「一緒にクリエイトしよう」と。
そしてその場が時間をかけて挑める真剣な場所であること、たまらなく胸が躍りました。
さらに沢尻エリカさんとの再会。昨年の舞台で真正面から一緒に挑戦し続けたあの濃密な日々は忘れられません。
決して簡単ではないこの作品に真剣に向き合う恐怖もありますが、わくわくしています。わたしにできることは大きくないかもしれないですが、待ち焦がれたふたりの再会と新しい皆様との出会いに感謝して、自分に何ができるのかを見つめて、この時間をしっかり生き、宝物にします。

■アルフレッド・ドゥーリトル/玉置孝匡

玉置孝匡

世界中で愛されるユニークな名作に出演させていただける喜びと、沢尻さんはじめ、錚々たる皆様とご一緒出来る幸せを噛み締めております。また、バーナード・ショーの出身地、イギリスの演出家、ニコラス・バーターさんとのクリエイションもとても楽しみです。
チャーミングな登場人物、可笑しみや、皮肉の散りばめられた台詞、場面の連続に、お客様にもきっと楽しんでいただけると確信しております。
2026年の始まりに相応しい素敵な作品になる様に一所懸命に稽古します。

■ネポマック/市川しんぺー

市川しんぺー

お話を頂いた後で脚本に目を通して、未見だった『ピグマリオン』(1938)と『マイ・フェア・レディ』(1964)を観ました。余りに有名で、観ずに知ったつもりになっていたイメージでは、冴えない女性が素敵なレディになる、いわゆるシンデレラ物語。でも実際はそこに留まらない、人間の尊厳の話だったりもする事を知って、知ったつもりは良くないなと反省しました。あと、どの登場人物もクセが強い。
演出のニコラス・バーターさんも初めてですし、沢尻エリカさんをはじめとする素晴らしい初共演の方々、また、気心の知れた方々との共演が楽しみです。
不朽の名作がどのように立ち上がるか、一緒に体験しましょう!

■ミセス・ピアース/池谷のぶえ

池谷のぶえ

舞台『ピグマリオン』へのオファーをいただいて、「やってみたいな!」と思った点がたくさんあります。まずは、劇作家ジョージ・バーナード・ショー氏の名作だということ。映画「マイ・フェア・レディ」の原作でもありますが、ラストは原作ならではです。次に、演出家ニコラス・バーター氏との創作。はじめましてですが、未知の世界にワクワクしています。また、上演台本が、気になっていた須貝英さん。そして、個性あふれる共演者の方々。たくさんの要素が交わり、影響し合い、魅力溢れる豊かな作品にできたらと思います。

■ミセス・エインスフォードヒル/小島 聖

小島聖

『ピグマリオン』を観劇したことがなく今のところまっさらです。
オードリー・ヘプバーン主演『マイ・フェア・レディ』は若い頃に観ましたが記憶が曖昧です。
エインスフォードヒル夫人、翻訳によっては訛りでアインスフォードヒル夫人と表記されています。
須貝さんはどちらのイメージで上演台本を書いてらっしゃるのか気になるとこではあります。
前者はキリッと背筋の伸びた夫人の印象があり、後者はすこし生活に疲れた印象を受けます。階級社会の中でどのようなポジションに現在あるのか、須貝さんが作られる現代の日本の言葉から想像力豊かに役に肉付けしていけたらと思っています。
『ピグマリオン』が生まれたイギリス出身の演出家、ニコラス・バーター氏の下、どんな『ピグマリオン』が生み出されるか楽しみです。

ミセス・ヒギンス/春風ひとみ

春風ひとみ

『ピグマリオン』。
そしてこの戯曲を元に生まれた『マイ・フェア・レディ』。
私にとって、この二作品とのご縁は奇跡の様に続きます。20年前、ミュージカル『マイ・フェア・レディ』出演時に、初めてバーナード・ショーの戯曲『ピグマリオン』を拝読。
『マイ・フェア・レディ』とは違う幕切れの設定に驚きも有りましたが、とても魅了されました。今回ヒギンス夫人役で、とのお声がけに飛び上がって喜びました。憧れの大先輩のみなさまが演じて来られたヒギンス夫人。いつの日か!と心密かに思っていたからです。
ニコラス・バーターさんの演出も楽しみでなりません。114年前に誕生した『ピグマリオン』が現代にどう蘇るのか心躍ります。

■ピカリング大佐/平田 満

平田満

100年以上前の、しかもイギリスのお芝居、自分がやっていいんだろうか?と悩みましたが、なんとなく逆手にとった作戦のように思えてきました。100年たてば価値観も変わります。僕みたいな人間が上流階級ヅラしたり、言葉や生まれた環境を笑いのネタにすること自体、時代が変われば笑っちゃうことなんだろうな…と思います。そう考えたら、現代日本で100年前の『ピグマリオン』を上演することが、とても面白い企画に思えてきました。生まれながらの庶民で差別は大嫌いな僕ですが、皮肉に満ちた作品の中で、愚かで愛らしい登場人物になれるようがんばります。

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