上越まつりで花火の破片が見物客に落下 女性が額にけが
新潟県上越市本城町の高田城址公園で2025年7月23日に行われた上越まつりのミュージック花火で、打ち上げ花火の破片が観客に落下し、女性が額にけがを負う事故が発生した。
《画像:高田城三重櫓を望む内堀側の歩道には大勢の観客が集まっていた(2025年7月23日午後8時5分頃)》
ミュージック花火は、同日に開幕した上越まつりの50回目の節目を祝う記念行事として実施。午後8時から約8分間、高田城三重櫓のそばから約1000発が打ち上げられた。
花火の主催者である高田祇園まつり奉賛会によると、けがをした同市内の30代女性は、三重櫓南側の内堀側の歩道にいたところ、花火玉を構成する直径約2cm、高さ1.5cmほどの円柱形の石こう状の塊が右額の上部に落下し、出血した。女性は県立中央病院に救急搬送され、手当てを受けてそのまま帰宅した。命に別条はないという。
奉賛会によると、事故原因は不明。当時は打ち上げ場所から40m以内は立ち入り禁止とし、保安距離は確保していたが、何らかの原因で花火の破片が観客の集まる歩道まで飛んだという。今後、花火業者に聞き取りを行い、事故原因を調べるとしている。