体験型ライブエンタメ『DINO SAFARI 2025』 羽毛に覆われた若きティラノサウルスのビジュアルが解禁
2025年4月25日(金)~5月6日(火・振休)渋谷ヒカリエ9階ヒカリエホールにて、恐竜型メカニカルスーツ「DINO-TECHNE」を使った体験型ライブエンターテインメント『DINO SAFARI 2025』が開催される。この度、DINO-A-LIVE初登場となる全身を鮮やかな羽毛が覆う若きティラノサウルスのビジュアルが初公開された。
『DINO SAFARI 2025』では、まるで生きているかのような恐竜が観客の前で自由に歩き回り、まさに恐竜の世界に入り込んだかのような体験を味わうことができる公演。
今回発表された羽毛に覆われた若きティラノサウルスは、巨大なブラキオサウルスに続き、本公演の第二の目玉として登場する。その迫力ある動きと精緻な表現で会場を盛り上げる。
そして世界的な発見をしている恐竜学者「ダイナソー小林」こと北海道大学総合博物館教授の小林快次が『DINO SAFARI 2025』専任恐竜サポーターに就任することが決定。小林教授は、「「DINO SAFARI は、『ザ・リアル』を追求! まるで本物のような恐竜の動きに注目! 恐竜の世界を五感で体験しよう!」とコメントしている。なお、小林教授には専任恐竜サポーターとして、『DINO SAFARI 2025』開催に向けて恐竜の魅力について様々な形で発信してもらう。
さらに、羽毛の生えたティラノサウルスについて小林教授が紹介。
専任恐竜サポーターの恐竜学者 小林快次 コメント
白亜紀の終わり頃、北アメリカの肉食恐竜は大きく分けて2種類しかいませんでした。一つは、ドロマエオサウルスのような小さな肉食恐竜、もう一つは、非常に大きなティラノサウルスです。普通であれば、この間を埋める中型の肉食恐竜がいるはずですが、この時代にはほとんど見られませんでした。しかし、その生態系の空白を埋めていたのが、今回初公開される成長途中の若いティラノサウルスだと考えられています。ティラノサウルスの赤ちゃんや若い個体は、成長に伴って体の大きさや行動が大きく変化しました。特に、若い頃は全身がふさふさとした羽毛に覆われていて、非常に素早く動けたようです。もし将来、皆さんがタイムマシンで白亜紀の世界に行くことがあったなら、足の遅い大人のティラノサウルスからは逃げ切れるかもしれません。しかし、俊敏な若いティラノサウルスからは、絶対に逃れることはできず、あっという間に食べられてしまいます! 絶対に近づくな!
<プロフィール>
北海道大学総合博物館教授。恐竜研究者として、特に獣脚類恐竜の進化や鳥類への移行、北極地域の恐竜生態に関する研究に取り組んでいる。これまでに、北海道のカムイサウルスやパラリテリジノサウルス、福井県のフクイサウルス、兵庫県のヤマトサウルスなど、日本の恐竜の命名を手がけ、国外でも多くの恐竜化石を発見している。近著には、『ティラノサウルス解体新書』(講談社)や『恐竜学』(東京大学出版会)などがある。