大坂なおみ4強入りで世界ランク14位に浮上、男子シングルスはアルカラスV【全米オープンテニス】
女子シングルスはサバレンカが連覇
テニスの四大大会最終戦・全米オープンが全日程を終了した。男子シングルスはカルロス・アルカラス(スペイン)が決勝でヤニック・シナー(イタリア)を下し、3年ぶり2度目の優勝。世界ランク1位に返り咲いた。
女子シングルス決勝ではアリーナ・サバレンカがアマンダ・アニシモバ(アメリカ)を下して2連覇。大坂なおみは5年ぶりに準決勝進出し、世界ランク14位に浮上した。
大坂がセリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)を破って全米オープンで初優勝したのが2018年。さらに2019年の全豪、2020年の全米、2021年の全豪と四大大会で4勝し、世界ランク1位まで上り詰めた。
その後、無期限休養や出産などを経て2024年に復帰。成績とともにランキングも上昇しており、今後が楽しみだ。
小田凱人は生涯ゴールデンスラム達成
車いすテニスの部男子シングルスでは世界ランク1位の小田凱人が初優勝。史上最年少の19歳で生涯ゴールデンスラムを達成した。
小田は2023年の全仏、ウィンブルドン、2024年の全豪、全仏、パリパラリンピック、今年も全仏、ウィンブルドンで優勝。今回の全米でタイトルを総なめにした。
生涯ゴールデンスラムは国枝慎吾も達成しているが、ウィンブルドンの車いすテニスシングルスは2016年から実施されたこともあり、2022年にウィンブルドンで初優勝して生涯ゴールデンスラムを達成した時は38歳になっていた。
まだ19歳の小田は今後どれだけのタイトルを獲るだろうか。日本が誇るニュースターへの期待は膨らむ一方だ。
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記事:SPAIA編集部