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鳥羽沖イワシ泳がせ釣りで大物連発!【勝丸】ヒラメ・マダイ・寒ブリ・スズキと絶好調

TSURINEWS

泳がせ釣りで仕留めたヒラメ(提供:週刊つりニュース中部版編集部)

三重県の国崎から鳥羽沖にかけての海域では、イワシ泳がせ釣りが最盛期を迎えている。1月16日、同県鳥羽市にある国崎漁港出船の勝丸に乗り、この釣りの様子を追った。

勝丸でイワシ泳がせ釣り

午前7時前に出船。船は鳥羽市と同市の沖にある各島に挟まれた海域に入った。釣りを開始して間もなく、右舷胴の間の藤岡さんのサオが曲がった。上がったのは大本命のヒラメ。サイズも60cm台後半はありそうだ。

戦端を開いた藤岡さんの大ヒラメ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

開始早々にヒラメラッシュ

続いて、左舷大ドモでも「食った」のコールが上がる。船中2匹目のヒラメを手にしたのは井戸坂さん。こちらも60cm級の良型。次の投入でも井戸坂さんは間を置かずにアタリを捉えた。アワセが決まりファイトに突入、気持ち良くサオが曲がる。キャッチしたのは同じく60cm級の良型ヒラメだ。

伊戸坂さんは良型ヒラメを二連打(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

このあとも、船中各所でヒラメが上がったが、ほとんどが60cm前後とサイズがでかい。おまけに身の厚みも抜群。まるでタウンページのような分厚いヒラメが、船上をドタドタと跳ね回った。

続いて寒ブリにマダイも登場

こうしてヒラメラッシュが展開されたあと、続いてやってきたのがブリやマダイの大乱舞。右舷大ドモの橋本さんのサオが大きく曲がり、電動リールが空転する。激しいファイトのすえ、キャッチされたのは80cm台後半ぐらいの丸々と太ったブリだ。

橋本さん当日の船中第1号となる寒ブリをキャッチ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

続いて、右舷前部の釣り座にいた日高さんが60cm級の大ダイをゲット。これが取り込まれてすぐ、再び橋本さんのサオが曲がり、50cm級のマダイが上がった。

日高さんに60cm級大ダイ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

寒ブリ連打に良型スズキも

海の中はヒラメ、青物、マダイが混然一体となってカタクチイワシを追い回しているようで、魚探の反応はものすごいことになっている。

そのうち、再び日高さんにヒット。豪引をいなし、キャッチされたのは見事なブリ。エサをたらふく食べているため、豊満な体型をしている。

この後も、船中でブリが連打で掛かり、日高さんはさらにもう一匹をキャッチした。

日高さん寒ブリを2安打(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

その後、アイドルタイムを挟んで正午が近づいてきたころ、再びラッシュに突入。船中でバタバタとヒラメやマダイが上がり、スズキも加わって釣果に華を添え、当日の釣りを締めくくった。

良型スズキも食ってきた(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

シーズンは3月下旬まで

国崎出船で楽しむイワシ泳がせ釣りは3月下旬ごろまで楽しめるが、特に1~2月はヒラメの型が狙え、寒ブリも好期となる。今年はベイトが多いようで、ヒラメもブリもよく太っていて食味も抜群だという。

勝丸はヒラメ釣りとアジ釣りの2隻体制(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

ハリスは10~12号、リーダー必須

なお、当海域の釣りにおいては、ブリを意識してハリスは10~12号、クッション性を持たせるために、8号のリーダーを10m入れるようにしてきてほしいと船長からアドバイスがあった。

オモリは60号と80号

また、起伏の激しい場所を攻めるため、着底後は仕掛けを必ず1~2m上げるようにし、オモリで底を引きずらないことが肝要とのこと。取材当日に訪れたポイントも、水深40~70m台と変化に富んでいた。

このほか、潮流が速くて複雑な場所も攻めるので、オモリは60号と80号を持参のこと。以上を意識して盛期の鳥羽沖に挑んでほしい。

1月14日、81cmの大座布団も(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

<週刊つりニュース中部版編集部/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年1月31日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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