【京都市中京区】おいしいものとおしゃべりと。二条[ぽたぽた]で過ごす、自分を甘やかす時間
人気の「ぽたぽた」が待望の店舗をオープン!
長らく間借り営業を行っていた「ぽたぽた」が、2025年1月に待望の独立。二条エリアの住宅街に店舗をオープンした。「ブルームコーヒー」や「壬生モクレン」での間借り時代とコンセプトは大きく変えず、コーヒーとそれに合うおやつ、イタリアンなどによくある「前菜の盛り合わせ」をイメージしたパンプレート、アルコールも揃えた充実のメニューを提供。オープンからクローズまで同じメニューを用意し、いつ訪れても食べたいもの、飲みたいものが自由に楽しめる。
ブランチにぴったりの気まぐれパンプレート
軽い惣菜が少しずつ盛られた目にも鮮やかな「前菜の盛り合わせ」が好きだという店主。それをイメージしたのが「ぽたぽたポタージュとパンのセット」。数種類の惣菜と、ボウルにたっぷりのポタージュ、そしてパンがワンプレートにぎゅっと盛り付けられて、豊かな彩りに心弾む「ぽたぽた」のシグネチャー。季節の素材を使ったり、客からの評判がいいものが頻繁に登場したりと、だいたい週替り、店主の気まぐれでラインナップ。その日、そのときにしかない出会いにわくわくと胸踊るメニュー。
コーヒーと、それによく合うあまいもの
お菓子も店主がその時に作りたいものが登場。この日は「いちごのクレームダンジュ」。もちろんこのメニューも一期一会。次の機会があるのかないのか、それは今後のお楽しみ。これまでにはパウンドケーキやタルトなどの焼き菓子やソルベなどのグラスデザートが登場済み。どれもコーヒーによく合うようにと用意する。
コーヒーは東本願寺近くの「ブルームコーヒー」が焙煎する深煎りの「瑠璃」と、嵐山「サルーコーヒー」が焙煎するすっきりした味わいの「藍」という2種類のオリジナルブレンドを揃える他、デカフェ、浅煎りもスタンバイ。コーヒーも好きという店主。ぜひ厳選のコーヒーを味わってみて。
どんな風に過ごす?さまざまなタイプの席を用意
休日の昼前に店を訪ね「ぽたぽたポタージュとパンのセット」と白ワインを注文。店主とおしゃべりしながら、ゆっくりと時間をかけてブランチを堪能。やがてすっかり昼下がり。今日のお菓子を確認し、コーヒーとともにのんびり。例えばこんな過ごし方はいかが。
古い長屋を改装した店内は、白を基調としたニュートラルな佇まいの中に、店主の遊び心が光る。キッチンに面したカウンター、コンパクトなスタンド席、店奥にある畳敷きの座敷とさまざまなタイプの席を用意し、訪れる人それぞれに合わせた過ごし方ができるように店作りをしたそう。「来てくれた方に、おいしい、楽しい、おもしろい、くつろげたなど、なにかひとつでも“気持ちのおみやげ”を持って帰ってもらえたら」というのが店主の願い。
二条駅から徒歩10分。それでも、わざわざ訪れたい場所
店には看板がない。繁華街から外れた住宅街にあるため通りすがりの客はほとんどいない。訪れる人の多くは、ここを目指してやって来る。それは、空間が気に入ったから、料理やお菓子がおいしいから、あるいは「みんなハッピーになれるように」という自然体のもてなしで迎えてくれる店主に会いたいから。忙しい日常の中でほんの数時間でもほっと羽を休め、自分を甘やかす時間。「ぽたぽた」ならそんなひとときを、きっと過ごせる。
店舗情報
店名:ぽたぽた
住所:京都市中京区西ノ京月光町18-21