バックスイングをどこに上げるか考えているうちは上達しない【アマチュアが知らないゴルフの超基本/三觜喜一】
形を作りにいくことに意味はない
アマチュアゴルファーはスイングを作ろうとする過程でバックスイングをどこにどう上げるかということにフォーカスしがちですが、実際問題としてそれは遠回りです。
スイングの本質が振り子運動や360度の円運動にあることはお話ししましたが、そこには「形を作りにいく」という要素は存在しませんしフェース面を意識することもないのです。
もしあなたが一生懸命バックスイングの上がるポジションやフェースの向きをチェックしているとしたら、時間の無駄といっては言い過ぎですが、コースで使えるスイングにはなりません。それよりもクラブを「引っ張り上げて引っ張り戻す」という原理原則を理解し、クラブを正確に円運動させられるように練習しましょう。
迷ったら右手でバックスイングしてください。どこに上げようかとは考えないはずです。スイング作りにおいてはその「形を作りにいかない」ということが重要で、結果としての形があるだけです。
【出典】『アマチュアが知らないゴルフの超基本』 著:三觜喜一