<プライベート詮索>高校生や大学生のわが子の行動が気になる。スマホやお財布をチェックする?
子どもがまだ小さいうちは、持ち物をチェックすることも少なくないでしょう。忘れ物を防いだり、悩みがないかを調べたりするために確認する方も多いと思いますが、子どもが大きくなると持ち物を勝手に探ることには抵抗があるかもしれません。ママスタコミュニティのあるママから、こんな質問がありました。
『高校生や大学生の子どもに対して気になることがあったら、子どもの持ち物(スマホ・バッグ・財布など)の中を調べる?』
子どもの様子がいつもと違うなど気になることがあったら、スマホやお財布を見ると原因がわかる場合もあるでしょう。その一方で、子どものプライベートな部分でもあるので、いくら親でも見てはいけないのではないかという気持ちもありますね。このような状況下で、他のママたちは子どものスマホやお財布をチェックするのでしょうか。
スマホやお財布は見ない
『自分がやられたら嫌だよね。どうしても心配ならば直接聞くよ』
『自分の母が見る人だった。日記からバッグの中身、手紙も読むし、携帯も取り上げて見るの。逃げ場がなかったわ』
子どもにとってスマホやバッグの中を見られることは、相手が親であっても嫌なことでしょう。友達や彼氏彼女とのことは親に知られたくないと思う年頃ですし、親からあれこれ言われると「うざい」と感じてしまうのではないでしょうか。あるママも母親からのチェックを受けていたようですが、逆らうこともできず逃げ場がなくて辛い思いをしたそうです。「自分がされて嫌だったことは子どもにもしない」という考えのようです。
『そんなことをしたら、これまで十何年かけて積み上げてきた信頼関係が1秒で崩れる』
親が勝手にスマホやバッグの中を見るのは、子どもからすれば裏切り行為のように感じることもあります。子どもが嫌に思うことをしたら、信頼されなくなってしまうかもしれません。これまで良好な関係を築けていたとしても、一瞬にして崩れてしまう場合もあるでしょう。
無断では調べない。直接聞いた方がお互い納得できそう
『したことはないよ。気になるのなら本人に聞く』
子どものことで気になることがあれば、黙ってスマホなどをチェックするのではなく、本人に直接聞いた方がよいのかもしれません。子どももコソコソされるより、ストレートに聞かれた方が答えやすい場合もあるでしょう。それにもし子どもが隠したいことがあるようなら、子どもの様子を見ればわかるのではないでしょうか。子どものことをよく観察して、聞けるタイミングで話を切り出すのもよさそうです。
気になることの内容で対応が異なる
『程度による。急に金遣いが荒くなったら必ず調べる』
『高額なものを持っていたり、無断外泊が多くなったりしたらまずは本人に聞く。その答えが矛盾していたら調べるかも。犯罪に巻き込まれたら遅いし』
子どもの持ち物を確認するかどうかは、「気になること」の内容や程度によって違ってきますね。バイトの稼ぎで買えるとは思えないような高額なものを持っていたら、買える理由が気になるのは当然のことです。もしかしたら好ましくないバイトをしていたり、場合によっては犯罪に手を染めていたりする可能性もあります。子どもの変化に気づいていながらも放置をしていたら、手遅れになってしまうかもしれません。おかしいと思う内容に応じて、対処の仕方を変えるのも大切です。
親に内緒にしたいことがある年齢。なんでも気にすると疲れてしまうかも
『高校生や大学生の頃は、親へ秘密の1つや2つあったのでは? 何でも詮索するのはよくないと思うな』
高校生や大学生の子どもはすでに自主性があり、自分で判断をして行動ができるようになるものです。友達や恋人との関係性もあるでしょうし、親には隠しておきたいことがあるのは仕方ないのかもしれません。自分が同じ年齢のことを思い出すと、子どもの気持ちもわかるのではないでしょうか。
ただし、外泊が多くなる、帰宅時間が極端に遅くなる、お小遣いやバイトの稼ぎでは買えないようなものを持っているなど、親が心配になることも出てくるかもしれません。そのようなときには、本人に直接聞いた方がよさそうですね。それでも返事が曖昧だったり、回答に納得できなかったりするならば、スマホやお財布の中を確認するのもひとつの手です。それは子どもを犯罪などから守るという意味合いもありますが、本人のプライベートを尊重し、あくまでも最終手段としておきましょう。なんでも心配してしまうと親も疲れてしまいますし、子どもは信頼されていないと感じてしまうもの。気になることの内容や子どもの様子から判断していくことが大切になってきそうです。