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無差別殺人する人の脳はどうなっているのか?中野信子が解説

文化放送

野村邦丸アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・月曜日~金曜日9〜13時)8月27日の放送は、脳科学者の中野信子氏が出演し、無差別殺人する人の脳はどうなっているのか?解説した。

野村邦丸(パーソナリティ)「神戸市中央区のマンションで20日夜、住人の女性が殺害されました。この事件で女性の勤務先をうろつく男がいたことが捜査関係者の取材でわかりました。この男は女性と顔見知りでもなんでもなく、用意周到に女性の行動を確認していたということです。何の因果関係もない人間の命が奪われてしまった。こういう事件が起きると、気をつけなさいよと言っても何に気を付ければよいのだろうとなってしまう」

中野信子氏「この女性は何の落ち度もないんですよね。このような事件の時、事件を起こす側のことを話し合うことがありますが、私があれ?と違和感を覚えるのは、犯人の心理が理解できるとみんな安心するの?ということ。理解することが必ずしも抑止にはつながらないんですよね」

邦丸「理解したからといって、今後、こういう犯罪が防げるかというとそうではない」

中野「心理を理解しても、この人たちを止めることにつながるとはかぎらない。そもそもこういう人たちの気持ちは理解できてはいけないものでは。現実にこういう人が存在するという見たくない現実に、難しいことではあるけれども、私たちは対応していかなきゃいけない」

邦丸「脳科学でいうと、脳の部分はどうなっているのですか?」

中野「共感とか、相手の痛みを、自分の痛みとして感じる領域があるんですけど、ほとんどの人にはそれが備わっているんです。でも、ごくまれにそうでない人がいる。その人は、人を傷つける時にためらいを感じない。どういう人がそういう人なのか?外からは見分けがつかない」

邦丸「ごく普通の社会生活を送っているわけですよね」

中野「そうです。反社会的行動に結びつく前に、適切な所で、その性質が活かせるところがないかな?と時々思います」

邦丸「つらい生い立ちで犯行に走る人は理解できるんです。そうじゃない場合もあるんですね」

中野「社会と自身の傾向とが合ってないことがある。合ってる場所は必ずあるはずなので、取り返しのつかない行動を取る前になんとか見つけられたらと思います」

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