フィリピン発『超電磁マシーン ボルテスV』実写映画化 『ボルテスV レガシー』“超電磁編集版”での日本公開が決定
フィリピン映画『ボルテスV レガシー』が10月18日(金)に日本で劇場公開されることが決定した。
『ボルテスV レガシー』(原題『Voltes V: Legacy』)は、1977年から日本で放送されたTVアニメ『超電磁マシーン ボルテスV』を、フィリピンで実写映画化した作品。
原作の『超電磁マシーン ボルテスV』は、『超電磁ロボ コン・バトラーV』に続いて、長浜忠夫監督による“長浜ロマンロボ”の第2弾として制作。アニメーション制作に日本サンライズ(現・サンライズ)、キャラクター原案に聖悠紀さん、メカニック設計にメカマン(中村光毅氏・大河原邦男氏ら)とスタジオぬえ、アニメーションキャラクターに佐々門信芳氏・金山明博氏、仕上げにシャフトとディーン(現・スタジオディーン)、各話の演出にとみの喜幸(富野由悠季)氏、横山裕一朗氏、寺田和男氏、山崎和男氏といったスタジオ/クリエイターが参加した。
『超電磁マシーン ボルテスV』は、日本の放送からすぐに海外での展開もスタート。中でもフィリピンでは熱狂的に受け入れられ、再放送も繰り返された。とある調査では、フィリピンの94%が同アニメを知っているほどの人気を得たという。そして、映画と90話(1話25分前後)のTVシリーズという形で実写化されている。今回日本で劇場公開されるのは、フィリピン版には含まれないシーンの追加や全編におよぶリマスター作業などを行った“超電磁編集版”。字幕版に加え、吹替版でも公開されるとのこと。
ある日地球は“ボアザン星”からやってきたプリンス・ザルドス率いる 軍隊からの攻撃を受ける。通常の兵器が全く通じない中、スティーヴ、ビッグ・バート、リトル・ジョンのアームストロング3兄弟とマーク・ゴードン、ジェイミー・ロビンソンの5人は、密かに製造されていた5機のマシンに乗り込み戦いに挑む。敵側は勝利を確実なものとするため、より強大な獣型ロボット“ビースト・ファイター”を繰り出してきた。5人はそれに対抗するため「レッツ・ボルトイン!」のかけ声とともにマシンを合体させ、巨大な人型ロボット“ボルテスV”となる。果たしてボルテス・チームの5人は、地球を守ることができるのか。
マーク A. レイエス V 監督のコメントは以下のとおり。
マーク A. レイエス V (監督)
日本のみなさん、こんにちは。監督のマーク・レイエスです。
『ボルテスV レガシー』の日本公開決定、おめでとうございます!
「ボルテスV」への私たちの愛と情熱を感じて、楽しんでください!レッツ・ボルトイン!
そのほか、フィリピン版を特別編集したTVシリーズが、今秋にTOKYO MXで放送されることも決定。さらに、フィリピンオリジナル版90話の日本展開についても準備が進められており、今後順次発表を予定している。7月1日(月)まで東京・秋葉原の『TAMASHII NATIONS』フラッグシップショップ『TAMASHII NATIONS STORE TOKYO』で開催中の「超合金」生誕50周年のアニバーサリーイベントでは、『ボルテスV レガシー』の最新試作品が展示中だ。
『ボルテスV レガシー』は10月18日(金)劇場公開。