親愛なるあなたへ、とっておきの日用品を 河原町にある雑貨店『ハクトヤ』へ行ってきました 丹波篠山市
城下町の名残を感じる丹波篠山市河原町に店を構える人気の雑貨店『ハクトヤ』に行ってきました。
お店は、ウイング神姫「本篠山」を下車し、河原町の交差点を東に約3分ほど歩いた場所にあります。
お店の外からも目を引く雑貨の数々。わくわくどきどき。思わず足を止め、眺めたくなりますね。
“日常の暮らしと旅” をテーマに、店主の一瀬裕子さんが旅先で出会ったぬくもりのある手仕事の作品や、実用性があり日々の暮らしの中に取り入れやすいものを紹介している同店。店名の「ハクトヤ」は、2010年お店を始める時にひらめかれたのだそう。もし意味を付けるとすれば、“白”と“夜”(ハクトヤ)。朝から夜、一日の暮らしが想像できます。
窓からの自然光が美しく、風通しの良い快適な店内。BGMに使用されているギターソロは、県内在住のアーティストによるもので、心地よい雰囲気を演出してくれます。
国内120の作家、海外の作家による器、木工、ガラス、布、編み物などがずらりと並んでおり、丁寧に置かれた商品の一つひとつから、スタッフの “もの” に対する想いが感じられました。
毎年、世界各国に買い付けの旅に出られる一瀬さん。今年はイギリス、ハンガリー、オーストリア、スロバキア、チェコ、ドイツ、フランス、ヨーロッパ七か国を巡られ、ロンドンでは「ハクトヤ展」を開催されました。
一瀬さんは「誰かの暮らしの中に雑貨があることで生活が豊かになり、喜んでもらえることが何より嬉しい」と言います。そのため、どんなに忙しい日でもお客さんが喜ぶ顔を想像し、お仕事に取り組まれているのだそうです。
商品には手書きのポップが添えられています。それぞれの作者、世界を知りながら、心ときめく時間が過ごせます。こちらはフランスの「フェーブ」。フランスの祝日エピフェニーで食べるケーキ、ガレット・デ・ロワの中に入っている小さな可愛い陶製の人形です。
フェーブに当たった人は、その日1日、王様、女王様になることができ、夏に幸運が1年続くと言われています。
モロッコの「バブーシュ」は羊で出来た室内用スリッパ。軽くて素足に近い履き心地で、全世界で愛され続けています。インドの「コースター」は草木を用いて染め、木版でプリントした布の上からその模様の形をしたスタンプを押すブロックプリントです。手が込んでいて、人間らしく温かみが感じられます。
この器をきっかけに料理を始めようと思われたり、大切な誰かのためを想って、購入される方もおられるのだそう。ものを通して、人と人との想いが繋がります。
同店二階では、毎月様々な分野の作家によるイベントも開催されているので、イベントをきっかけにお店を訪れてみるのも良いかもしれません♪
この夏には「工房マチヒコやちむん展Vol.2」(7月20日~31日)と、「ハクトヤのてぬぐい展Vol.13」(8月3日~9月1日)を開催予定。イベントの詳細はお店の公式インスタグラムをご覧ください。
場所
ハクトヤ
(丹波篠山市河原町121-1)
営業時間
平日 11:00~18:00
土日祝 10:00~18:00
定休日
木曜日
冬季休業1月末~2月末(買い付けのため)
駐車場
4台
TEL
079-552-7522