大船渡に100万円を寄付 (株)サーティーフォー 唐橋会長
橋本に本社を構える株式会社サーティーフォーの唐橋和男会長は4月17日、大規模な山林火災で被害を受けた岩手県大船渡市へ個人として100万円を寄付した。
市役所を訪れた唐橋会長は、石井賢之副市長に目録を手渡し、「思っているよりも状況は悪い。相模原は昔から情に厚い人が多い。こうした支援の輪が広がれば」と話した。「思い」を託された石井副市長は「東日本大震災の時も大船渡はいち早く立ち直った。会長からのお気持ちをしっかりと伝える」と応じた。
岩手県内に暮らす友人2人から「東日本大震災の時よりひどい。においがひどく、今年は山菜は食べられない」などと被災状況を知らされた唐橋会長。「報道では伝わってきていない状況がある。何かしなくては」と思案し、「大船渡市民の生活再建に役立ててもらおう」と、個人として寄付することを決めた。
大船渡市によると、4月17日時点で住民1人が死亡、焼失面積は約3370ヘクタール、住宅87棟を含む計222棟の建物が被害を受けた。
また、4月16日までに集まった「山林火災被災者への義援金」およそ6億円のうち、約2億8千万円の配分を決定。30日に支給される。死亡見舞金が250万円、全壊した単身世帯に400万円(2人以上の世帯は1人につき30万円増)、半壊世帯に80万円など。東日本大震災で被災し今回も被災した世帯には、程度により50万円〜100万円が加算される。