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【倉敷市】映画「蔵のある街」完成披露試写会 〜 オール倉敷ロケの長編映画がついに完成!2025年7月25日(金)から倉敷先行公開

倉敷とことこ

映画「蔵のある街」完成披露試写会 〜 オール倉敷ロケの長編映画がついに完成!2025年7月25日(金)から倉敷先行公開

JR倉敷駅・美観地区周辺をよく通るかた、昨年(2024年)夏に映画のロケを見かけた記憶はありませんか。

撮影していた映画のタイトルは「蔵のある街」。
倉敷市出身の平松恵美子(ひらまつ えみこ)監督が手掛ける、オール倉敷ロケの長編映画です。

そして、「蔵のある街」がついに完成し、2025年3月3日(月)にMOVIX倉敷にて完成披露試写会がおこなわれました

スポンサー企業など約300人が集まった完成披露試写会、その後開催された完成披露パーティーのようすをレポートします。

本記事では映画の詳細については触れません。
いわゆる「ネタバレ」はありませんので、ネタバレを気にしているかたも安心してご覧ください。

つなぐ映画「蔵のある街」とは

(c)2025 つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会

「蔵のある街」は、岡山県倉敷市出身の平松恵美子監督が手掛ける、オール倉敷ロケの長編映画です。

2022年から企画が動き始め、2023年夏にパイロット版を作りました。

パイロット版をプロモーションに活用し、企業などの協賛を募り、その後倉敷市の「企業版ふるさと納税を活用した映画撮影誘致支援補助事業」に採択されました。このことで、制作費調達にめどが立ち、本編の制作が決まります。

ロケは2024年夏に実施され、2025年に完成。
2025年3月3日(月)に、イオンモール倉敷内のMOVIX倉敷にて完成披露試写会がおこなわれました。

その後、2025年7月25日(金)にMOVIX倉敷などにて倉敷での先行公開がされ、2025年8月22日(金)から新宿ピカデリーほかで全国公開予定です。

「蔵のある街」のストーリー

(c)2025 つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会

「蔵のある街」は、2020年から続いた新型コロナウイルス感染症拡大対策で外出自粛などがおこなわれたなか、日本全国の約300か所で開催された「サプライズ花火」を題材にしています。

「約束じゃ。この街に、でっかくて綺麗な花火を上げちゃる」

自閉症の青年「白神恭介」と、夢をあきらめかけている同級生「白神紅子」を励まそうと、とっさに口からでた約束を実現するために奔走する、高校生たちを描くストーリーです。

「この街」とは、物語の舞台である岡山県倉敷市。
花火を上げようとする場所は、重要伝統的建造物群保存地区(伝建地区)である、倉敷美観地区です。

倉敷に住んでいる人なら「そんなことは不可能だ」というでしょう。どのような結果になるかは、映画館で確認してくださいね。

完成披露試写会

2025年3月3日(月)にMOVIX倉敷にて開催された、完成披露試写会に参加しました。

まずは映画を鑑賞し、その後平松恵美子監督をはじめ主要キャストの皆さんが会場に登場します。

当日参加したキャスト・山時聡真さん(さんとき そうま/難波蒼役)
・中島瑠菜さん(なかしま るな/白神紅子役)
・堀家一希さん(ほりけ かずき/白神恭介役)
・櫻井健人さん(さくらい けんと/亀山祈一役)
・前野朋哉さん(まえの ともや/中桐仙太役)
・高橋大輔さん(たかはし だいすけ/古城緑郎役・映像コメント)

左から前野朋哉さん、櫻井健人さん、山時聡真さん、中島瑠菜さん、堀家一希さん、平松恵美子監督

司会者からの質問で撮影時に感じたこと、役作りなどについて答え、最後に倉敷の街に対する印象について以下のように話していました。

山時聡真さん──

撮影中にちょうど朝ドラに出ていたんですけど、「朝ドラ見たよ〜」って声をかけてくださるかたがたくさんいて、人と人の距離が良い意味で近い街だな思いました。

中島瑠菜さん──

私は撮影中とか撮影終わった後とかに、少し街をプラプラってしていました。
お昼の活気のある街もすごく素敵だなと思ったんですけど、夜の静けさに包まれた感じも素敵だなと思って。自分を落ち着かせる、地元に帰ったような気持ちになれて、学生たちの声が遠くから聞こえてきて、青春してるなって感じました。

櫻井健人さん──

一番印象に残っているのは人なんです。食べるのが大好きなのでいろいろなお店に行ったんですね。
「今撮影やっているの?じゃあエビフライあげるよ」って、それがおいしくて。人の温かみにたくさん触れました。

堀家一希さん──

撮影中も撮影以外のときも、ずっと美観地区を歩いていたんです。でも、飽きなかったんです。
この映画を見ても、やっぱりもう一回行きたいってなるんですよね。そんな魅力があることを、この映画を通じて再認識しました。

前野朋哉さん──

映画でも描かれていたんですけどヤンキーが多いことですかね。
今は分からないんですけど、僕が住んでいたときはヤンキーが多い印象だったんですよ。映画でもそういうのが描かれているのに感動しました。上辺だけキレイにやっているんじゃないぞと。

この後、試写会には不参加だった、高橋大輔さんの映像コメントが流れ、以下のような話がありました。

高橋大輔さん──

僕自身が生まれ育ってきた、倉敷・岡山の人たちって、懐(ふろころ)がでかいというか温かいというか、大きな心で進んで行くような県民性なんじゃないかと思っています。なので、特別な場所というよりは、気持ちの面で最高の場所です。
倉敷の良さを全面に出した映画になっていると思うので、倉敷のかたがたはぜひ、足を運んで映画館で見てもらえるとうれしいです。

最後に、平松恵美子監督よりコメントがあり、完成披露試写会は終了となりました。

平松恵美子監督──

この映画は『つなぐ映画』ということになっております。
倉敷の良さを実感してもらえるような映画として受け入れてもらいたいと思っていますが、それ以上に倉敷から全国へ発信し全国の人々と倉敷をつなげる映画にしたいと思います。

完成披露パーティー

その後、倉敷アイビースクエア エメラルドホールに会場を移し、完成披露パーティーが開催されました。

左:伊東香織倉敷市長と右:平松恵美子監督

多くの来賓が参加したパーティーは、『蔵のある街』実行委員会メンバーの渡邉一司さんの挨拶、伊東香織倉敷市長から平松恵美子監督への花束贈呈や挨拶などを経て、再びキャストが壇上へ。

前野朋哉さんの乾杯の音頭でスタートしました。

そして、会の最後には実行委員会のメンバーの辻信行さんより、プロモーションに関する協力の呼びかけがあり、お開きとなりました。

おわりに

物語のクライマックスで涙が流れました。
ここ数年ほとんど映画を観ていなかったせいなのか、歳のせいなのか、記憶の範囲では初めての経験です。

オール倉敷ロケということで、どこを切り取っても見覚えのある場所・風景が出てきます。没入感が違う感じで、新鮮な感覚を覚えました。

倉敷市民はもちろん、倉敷に縁のあるかたはぜひ見てほしい作品です。
公開をお楽しみに。

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