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今、パリで最も行くべきのみの市は「サン・トゥアン」

タイムアウト東京

今、パリで最も行くべきのみの市は「サン・トゥアン」

洋服であれ、家具であれ、小物であれ、どんなものにおいても、フレンチスタイルを宿したものは「シック」の代名詞となる。だが、本当に魅力的な逸品は、大手チェーン店やファストファッションの店にはなかなかない。そうした品々に出合えるのは、昔ながらののみの市でじっくりと掘り出し物を探している時である。

よく知られている通り、パリでは数多くにのみの市が開催されている。しかし、どこが一番大きく、どこに最も多くの品が揃っているのか、そしてそれぞれがいつ開かれているのかを知るのは簡単ではない。ゆえに、タイムアウトではその最新情報を網羅したまとめ記事を改訂したばかりだ。

では、今我々が最も推すパリののみの市はどこか。答えは「サン・トゥアンの蚤の市」(Marché aux Puces de Saint-Ouen)である。もっとも、これを単なる「のみの市」とするのは、いささか不正確かもしれない。タイムアウトパリのライターであるアリクス・ルリドンは、この場所について「もはや一つの異世界」と評している。

この場所は著名(ウディ・アレンの映画『ミッドナイト・イン・パリ』にも登場)で、極めて広大。12の屋内市場と5つの商店街から構成されており、その規模は実に7ヘクタールに及ぶ。

その中で最大の規模を誇り、恐らく最も美しく、多様性に富んでいるのが、1991年から営業している「マルシェ・ドフィーヌ」(Marché Dauphine)だ。特定のものを探すというより、ただ見て回りたいのであれば、まずここを訪れるべきである。

このマーケットが位置するのは、メインホールのガラス屋根の下。目印は、オレンジ色の円盤型宇宙船のような巨大な構造物「フューチュロ ハウス」だ。現在は約150の出店者が軒を連ね、17、18世紀のアンティークと並び、レコードや版画、衣服を扱う店も見られる。

サン・トゥアンの蚤の市で書籍を求めるなら、「パッサージュ」(Passage)がおすすめだ。希少版や古典作品のレトロな復刻本、美しいアートブック、そして収集家の夢をかなえるに足るあまたのポストカードが揃う。

この巨大なのみの市には、書ききれないほど、多くの魅力が存在する。店舗リストや営業時間などの詳細は、公式ウェブサイトで確認しよう。

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