シーバスゲームで74cm本命手中【千葉・村田川】ナイトゲームでバイブレーションにヒット
春本番、というより、一気に真夏の暑さとなった4月中旬の関東地方。各地の河川でもいよいよ大型のシーバスが期待できる状況となる。確かにこの時期の小さいベイト(ハク)には苦戦するが、少し考え方を変えるだけで数と型の両方が狙える。この記事ではそんな釣りをお見せしよう。
村田川上流でシーバスゲーム
4月17日(中潮)まだ明るいうちから千葉の村田川へシーバス狙いでやってきた。今日こそは春の大型シーバスをキャッチしたい。そんな思いから、上流域を中心に釣り歩く予定だ。
さっそく橋脚周りや地形変化などを一通り探ったが、今日はとにかく風が強い。暴風に近い荒れようで、例えバイブレーションでも投げにくい。さらに、流れと風がぶつかり合って水が動かない状態なので、より水が動く排水溝付近へやってきた。
50cm級シーバスがヒット
さっそくバイブレーションで探ると、いきなりアタリがくる。しかし、何度やっても針に掛からない。何度かそんな反応があるうちに、着水と同時に明確なアタリがきた。今度はしっかりフッキングさせ、50cm級のシーバスをキャッチ。
その後、排水溝の流れに乗せて巻いてくると、すぐにアタリがあり、同じようなサイズを連続キャッチ。暗くなり始めると、なぜか食わなくなったのでいつもの中流域へ戻ることにした。
ナイトゲームで74cmキャッチ
すっかり暗くなって、寒さ感じるナイトゲーム。いつもの中流域へ入るが、あちこちでボイルが発生し、ザワザワと活性がある。かなりの数のシーバスが入っていることは間違いなく、最大のチャンスだ。
さっそくバイブレーションのリフトアンドフォールで釣ると、ゴン!と何かがヒット!かなりの重さだが、突然横に暴れ出した。強烈すぎる引きはコイかと思ったが、無事ランディングすると、74cmのシーバスであった。
暴れた際にボディにフックが刺さったようで、やはりこの時期の魚は元気満タンで面白い。この後、活性は上がり続けだが、お約束のようなノーバイト。時間も遅くなったので、ここで釣りを終えた。
釣れる条件を探そう
さて、この日は数もサイズも満足いく釣りとなったが、いつもこんなに釣れるわけではない。ベイトの量や潮の流れ、風、濁りなど、ある程度条件が揃わないとこの時期のシーバスを釣るのは難しい。だが、わかっていてもそんな条件が揃うことはまれだ。では、どうするか。
全ての条件が揃わなくても、「自分なりの条件」を見つける。これに尽きる。例えば、いつもよりベイトが多いとか、流れはないけどいい感じで濁っているとか、ただ釣るだけではなく、釣れたときの条件をよく覚えておくと次に繋がる。
細かくメモを取る。とまでは言わないが、高確率で釣りたいなら、記憶のノートに、自分だけの「条件」も刻んでおこう。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>