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ページをめくれば笑顔が咲く 市立図書館で絵本の読み聞かせ(新潟県長岡市)

にいがた経済新聞

市内の子ども達に幼いころから本に親しんでもらおうと、新潟県にある長岡市立中央図書館では、乳幼児とその保護者を対象に、定期的に絵本の読み聞かせを行っている。

2025年5月23日(金)は、ボランティアグループ「おはなし くるりんぱ」の木曽由起子さん(70)によるお話し会が開催され、参加した親子を和やかな物語の世界へと誘った。

定期的に絵本の読み聞かせをしている木曽由起子さん

木曽さんは、図書館に訪れる小さな子どもたちに絵本を通じて語りかけたいという思いからこの活動を始め、継続して読み聞かせを行っている。開始30分前には来館し、当日の参加者の年齢層に合わせて読む本を柔軟に選定。参加者が多い場合には、大きなサイズの絵本を用意することもある。持参した絵本と図書館の蔵書を組み合わせ、前日に自宅で練習することもあるという。

この日は、うえのよう作『ねぼすけさん』、五味太郎作『ワニさんどきっ はいしゃさんどきっ』など、動きのあるものやリズミカルな展開のある絵本を中心に6冊を読み聞かせた。

「自分の子どもの上の子はもう43歳。孫も高校生と中学生。今は幼い子どもと接する機会がないので、図書館で出会う子どもたちに絵本を読んであげられるのがうれしい」と木曽さんは話す。「家庭でも1日3分でも5分でもいいので、本を読む時間を作ってほしい」とも呼びかける。

参加した親子に絵本を読み聞かせる木曽さん

この日参加したのは、長岡市在住の山口幸子さん(40代)と娘の陽菜乃ちゃん(3歳)親子。陽菜乃ちゃんは生後6ヶ月ごろから、時折読み聞かせ会に参加しているという。山口さんは「今日は特に集中して聞いていました。年齢に合った絵本ばかりで、本人も聞きたい内容だったようで満足しています。他の子がいると気が散ることもありますが、今日はしっかり聞けました。次回も参加したいです」と感想を語った。

中央図書館では、曜日ごとに異なるボランティアグループが絵本の読み聞かせを担当しており、絵本の読み聞かせは今後も定期的に開催される予定。子どもたちが本と出会い、親子で心温まる時間を共有する場として、地域の子育て支援に貢献している。

(文・写真 湯本泰隆)

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