地域の見どころマップに 撮りためた写真で 伊賀市高尾
尼ヶ岳や甌穴など14か所
「伊賀富士」として親しまれる尼ヶ岳(標高957メートル)や県天然記念物の「逆柳の甌穴」、写真映えする「ソニック像」など、三重県伊賀市の南端に位置する高尾地区の見どころを紹介する散策マップが今年3月に完成した。来訪者やイベント参加者らに無料で配布しており、作成した高尾住民自治協議会では「自然や歴史に触れてもらうきっかけに」と期待している。
市内他地区で既に作られていた同様のマップを参考に、14か所のスポットを選び、紹介文と、スタッフが撮りためていた写真を組み合わせた。地区内にコンビニや商店は無いため、マップには飲料の自動販売機とトイレが利用できる場所をマークで表示。見どころではあるが道が無くなっているなど、アクセスが難しい場所は名称のみにとどめたという。
かつて同地区にあった高尾小学校(2004年閉校)、同小古田分校(1976年閉校)、矢生中学校上高尾分校(61年閉校)の3校は今も施設の一部や面影が残っており、マップにも掲載。名張市東部へ流れる新田水路の起点や、前深瀬川にある黒淵の滝なども紹介している。
マップはA2判8つ折りの両面フルカラーで、2023年度の市地域絆づくり補助金を活用し、2000部を印刷した。同地区市民センターで入手できる。
問い合わせは同地区市民センター(0595・55・2700)まで。