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乳管がつまって、まるで青筋の小玉スイカ!? 乳腺炎にもなった私のおっぱいトラブル

たまひよONLINE

2人の娘たちをもつママライターの、にゃにゃです。今の私は赤ちゃんのお世話が大好きですが、26歳で長女を産むまで赤ちゃんを抱っこしたこともほぼなく、育児について全く知らない専業主婦でした。ただ、出産への恐怖がとても強かったので、「出産に比べれば、育児はなんとかなるだろう」と、のんきに構えていました。

初乳が出なくて大慌て!必死に取り組んだマッサージ


出産するまでは、出産が一番の大仕事のように考えてしまっていた私。そのため、32時間の陣痛に耐えて長女を産んだ直後の「少し落ち着いたら、初めてのおっぱいをあげましょうね」の助産師さんの言葉に、「もう育児が始まるんだ」と驚くぐらいの未熟者でした。

しかも、産めばすぐ母乳は出ると思っていたのに、胸がはっている気配すらないのです。とりあえず、助産師さんに連れてこられた長女を胸におしつけて初授乳を試みましたが、乳首を舐めて吸われるだけで、ほぼ母乳は出ていなかったと思います。

でも、助産師さんが「赤ちゃんは吸おうとしているから、大丈夫よ。水分をたくさん取って、自分でもマッサージをしてね」と力づけてくれたので、水分をこまめに取り、マッサージにもまじめに取り組みました。

結果、退院時には、ミルクを足しつつも、なんとか母乳を吸わせることに母子ともに慣れることができました。

退院した夜は、“小玉スイカ”!?の乳房にうろたえて


ところが、退院したその夜に乳管がパンパンに張ってしまいました。自分の乳房ですが、青筋がビーッと浮き出て、かなり小ぶりのスイカのようになってしまったのです。

どうしようとうろたえていたら、産後の手伝いに来ていた姑から「最初は、赤ちゃんがお乳を吸う力が弱いから、どうしてもこうなりやすいの。“ちばな”がつくまでの辛抱だから」と慰められました。

“ちばな”とは聞きなれない単語でしたが、子ども3人を育てた姑の言葉は説得力があり、その夜からは、姑の教えに従ってミルクを足さずにこまめに母乳を吸わせることにしました。

すると、退院5日目の昼頃、何かの栓が抜けたように、母乳が一気に出始めました。それまでと違い、赤ちゃんに吸われるとサーッという感じで母乳が流れていくのを実感できたのです。同時に、ウネウネとした青筋も消えて本当にほっとしました。

ちなみに“ちばながつく”は、たぶん、乳端という字を当てるのだと思いますが、姑の出身地の三河の古い言葉で、お乳がよく出るようになることを指す言葉のようです。

生後7ケ月、離乳食を2回にしたら乳腺炎に!


初めての子育てにバタバタしつつも、長女も7ケ月を迎えました。その頃には離乳食も2回になり、赤ちゃんとの暮らしに少し余裕が出てきました。

ところが、長女はよく食べる子だったので、逆に授乳の量が急激に減ってしまい、左側の乳房が乳腺炎を起こしてしまいました。最初は、38度近くの熱と寒気に「風邪かな」と思いましたが、左胸がカチカチになり痛いので乳腺炎と気づきました。

以前に、「乳腺炎の時はすぐに病院に行ったほうが良いのよ」と先輩ママから聞いていたので、すぐに産院に行き、抗生物質をもらい重症化は免れました。

ですが、初乳でもお世話になった助産師さんから、「油っぽい物や、甘いお菓子は控えないとまた乳腺炎になるわよ」と指導されたので、以後、断乳までは和食中心の食生活を心がけ、大好きなチョコレートなどは我慢する日々を過ごしました。

長女は、妊娠42週で生まれ、3300g、49.6cmの赤ちゃんでした。初めての子でもありいろいろなことで悩みましたが、特に母乳のトラブルは、自分の体と直結しているので印象が強いです。今になれば、その時々で周りの人に助けてもらいながら、自分が努力や我慢をしたことが少しずつ私を母にしてくれたと思っています。長女も母になると悩むことも多くなると思うので、自分の経験を活かして、しっかりサポートできたらいいなと思っています。

[にゃにゃ*プロフィール]
娘たちが手を離れたので、夫と二人暮らしです。週に4日ほどホームヘルパーの仕事をしています。時々、1歳の孫の子守りをしていますが、私にとって初めての男の子なので、することなすことが大胆で驚いています。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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