「みそ汁」にいれると肌がよろこぶ。“ビタミンCや食物繊維、ポリフェノールがたっぷりの旬な食材”とは?
発酵食品マイスター・スキンケア指導士の坂下莉咲です。肌がなんとなくゴワつく、化粧ノリが悪い……。それは“キメの乱れ”サインかもしれません。肌表面の状態はスキンケアだけでなく、日々の食事も大切です。今回は、冬食材でキメを整えるポイントをご紹介します。
1.肌のキメを守る「ラメラ構造」
肌のキメの美しさを左右するのは、角層のラメラ構造。
水分と油分が交互に重なった層で、ミルフィーユ状にうるおいを閉じ込め、外部刺激から肌を守る働きを担っています。
このラメラ構造が乱れると、乾燥やごわつきにつながり、キメが粗く見えてしまうとか。
2.食べて整える“うるおい力”
肌のキメは、外側からのケアと同じように、内側からの栄養も欠かせません。
肌の油分(細胞間脂質)の材料となる栄養素は食事から得られます。
たんぱく質は角層の土台づくりに役立ち、良質な脂質はバリア機能を支えます。
さらに、ビタミンB群は肌の生まれ変わりを助け、糖質の代謝もスムーズに。
日々の食事で、これらの栄養素をバランスよく取り入れることが、“整ったキメ”への近道です。
3.れんこん×豚肉でツヤ感アップ
れんこんにはビタミンC、食物繊維、ポリフェノールが豊富に含まれ、乾燥の影響を受けやすい肌をサポートします。
特にビタミンCはコラーゲン生成に関わるため、ハリのある肌づくりに役立ちます。
豚肉には、エネルギー代謝を助けるビタミンB1が多く含まれ、肌の健康を保つ一助になります。
味噌の発酵パワーも加わり、肌の調子を内側から整える組み合わせです。
みそ汁なら手軽に続けやすく、肌の乱れが気になりやすい季節にぴったりの一杯です。
レンコンと豚肉のみそ汁
材料(2〜3人分) 調理時間15分
だし汁……400〜500mL
みそ……15〜20g
レンコン……100g
豚肉(細切れ)……100g
長ネギ(小口切り)……お好みで
七味唐辛子⋯⋯お好みで
作り方
1 鍋にだし汁と皮を剥いて半月切りにしたレンコンを入れて中火にかける。
2 豚肉を加え、沸騰したら火を弱めてアクをとる。
3 全体が馴染んだら火を止めてみそを溶き入れる。
4 器に盛って長ネギと七味唐辛子をかけたらできあがり。
坂下莉咲/発酵食品マイスター/スキンケア指導士