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投資詐欺の被害拡大防ぐ 百五銀支店に感謝状 名張署

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感謝状を受け取る寺本次長(右から1人目)と梅田幸昌支店長(同2人目)=名張市夏見で

 三重県警名張署は12月2日、投資詐欺の被害拡大を防いだとして、百五銀行名張支店(名張市夏見)の寺本尚史次長(48)と同支店に署長感謝状を贈った。

 同署などによると10月17日、60代男性が来店。この男性は複数の個人名義の口座に多額の振り込みを繰り返していたため、本店のシステムが不審な取引として前日に検知し、支店に注意喚起していた。

 寺本次長が来店目的を尋ねると、男性は「500万円の融資をしてほしい。投資で得た5000万円の利益を引き出すために20パーセントの税金がかかり、そのお金を借りに来た」などと話した。男性に投資アプリの画面を見せてもらうと、不可解な表示があったことなどから、寺本さんは詐欺と判断。支店が同署に通報し、被害拡大を防いだ。

 同署の聞き取りに対し、男性は「6月ごろに投資アプリをダウンロードし、今までに700万円以上振り込んだ」などと話したという。

 感謝状贈呈式で、安達一人署長は「1件でも被害を食い止めたい。今後も引き続きご協力をお願いしたい」と述べた。

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