巨匠ふたりの交差点 ― 「ルノワール×セザンヌ」ついに日本上陸
三菱一号館美術館「ルノワール×セザンヌ―モダンを拓いた2人の巨匠」
印象派とポスト印象派の巨匠、ピエール=オーギュスト・ルノワールとポール・セザンヌの作品を一堂に紹介する展覧会が、東京で開催される。
展覧会は、パリのオランジュリー美術館がルノワールとセザンヌの関係に初めて同時に焦点を当て企画・監修した世界巡回展。オルセー美術館の協力のもと、ミラノ、マルティニ(スイス)、香港を経て日本に到着。三菱一号館美術館が日本で唯一の開催館となる。
展示では、ルノワールの《ピアノの前の少女たち》、セザンヌの《画家の息子の肖像》をはじめとした肖像画、静物画、風景画など、2人の代表作を含む52点を紹介。さらに、彼らから大きな影響を受けたピカソの作品も加え、近代絵画の原点を探る構成となっている。
ともに19世紀フランスで活動しながら、対照的な性格と画風を持つ2人は、南仏プロヴァンスで制作を共にし、家族ぐるみの親交もあったという。本展は、そんな知られざる交流や影響関係にも光を当てながら、モダン・アート誕生の背景をひもとく内容となっている。
「ルノワール×セザンヌ―モダンを拓いた2人の巨匠」は東京・丸の内の三菱一号館美術館で、2025年5月29日(木)〜9月7日(日)に開催。観覧料は一般2,500円など。
三菱一号館美術館「ルノワール×セザンヌ―モダンを拓いた2人の巨匠」
三菱一号館美術館「ルノワール×セザンヌ―モダンを拓いた2人の巨匠」
三菱一号館美術館「ルノワール×セザンヌ―モダンを拓いた2人の巨匠」
三菱一号館美術館「ルノワール×セザンヌ―モダンを拓いた2人の巨匠」
三菱一号館美術館「ルノワール×セザンヌ―モダンを拓いた2人の巨匠」