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【「無印良品の家」で叶えた理想の暮らし②】「窓の家」オーナーインタビュー|窓からの光がいい生活のリズムを生む。家族が心地よくつながる暮らし

田舎暮らしの本

【「無印良品の家」で叶えた理想の暮らし②】「窓の家」オーナーインタビュー|窓からの光がいい生活のリズムを生む。家族が心地よくつながる暮らし

家で仕事をする奥さんと、音楽を愛するご主人。そんな2人が選んだのは、白壁が青空に映える「窓の家」。仕事も暮らしも快適にするためにオンとオフを分けた間取りを採用し、どこにいても家族の気配が感じられる、心地よい暮らしが実現した。

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掲載:2025年9月号

洗練された外観に加え、柔軟な間取りへの対応が購入の決め手

お話を伺ったのは/滋賀県大津市(おおつし) Fさん夫妻
ご主人は兵庫県出身の会社員。大学時代から音楽に親しみ、ライブツアーなど音楽活動を行っていた。奥さんは京都嵐山出身。ホームページ制作会社を経てフリーランスに。現在はオリジナルのステーショナリーを自宅で製作・販売している。写真/イギリスのコッツウォルズ地方の三角屋根の家から着想を得た、特徴ある「窓の家」のデザイン。軒を出さないことで、すっきりとしたたたずまいに。

 琵琶湖を望む高台に、すっきりした白い三角屋根が印象的な「窓の家」が立っている。ここに暮らしているのは、Fさん夫妻と小学生のお子さんだ。

 以前は京都市内の一軒家を賃貸で借りて暮らしていたというFさん一家。しかし、奥さんが自宅で始めたハンドメイド文房具の製作・販売が軌道に乗り、作業スペースが手狭に。ちょうどお子さんの小学校入学も重なり、マイホームの購入を本格的に検討し始めたという。

 最初は中古住宅をリノベーションすることも考えていたが、大津市で琵琶湖を望む土地と出合い、新築という選択肢が現実的なものになっていった。

 「大津市の地図を見ていたときに、近くに『無印良品の家』のモデルハウスがあることを知りました。もともと無印の雑貨が好きだったこともあって、気軽な気持ちで訪
ねたんです」(奥さん)

 そのモデルハウスが、まさに「窓の家」だった。ご主人は、一目でその三角屋根に心を奪われたという。

 「でも、本当に大事だったのは、妻が働きやすい環境を整えることでした。間取りについて相談したところ、柔軟に対応してくれたので、ここならと思い決めました」(ご主人)

奥さんのこだわりが詰まったワークスペースは、「家で仕事をするなら細部にまでこだわるべき」という担当者のアドバイスもあり、ミリ単位で設計。コンセントや棚の位置までていねいに設計されており、使いやすさは抜群だという。

吹き抜けからダイニングルームを見下ろす。無印良品らしい無垢な家具が似合う空間だ。

ワークスペースとつながるキッチンとダイニング。右の掃き出し窓からはウッドデッキへ出られ、奥の窓は勝手口として活用。

生活に合わせた間取りと、気配を感じられる距離感

 担当者との打ち合わせを重ね、家族に最適な間取りを模索。その結果、1階にはキッチンとダイニング、そして奥さんのワークスペースを配置。リビングと寝室は2階にまとめ、仕事とプライベートの切り替えがしやすいよう工夫されている。

 「この間取りが、本当に正解でした。1階で作業をして、ひと息つきたくなったら2階に上がって窓から琵琶湖を眺めると、気持ちがリセットされるんです。子どもも、宿題はダイニングと決めているみたいで、自然とオン・オフを切り替えられている気がします」(奥
さん)

 こうした間取りの自由度は、家族の時間にも大きく貢献している。ご主人は音楽活動をライフワークとしており、楽器部屋を設置。出勤前の演奏が、欠かせないひとときになっている。さらに驚いたのが、家の断熱性能の高さだという。

 夏に奥さん1人のときは冷房を入れると寒いほどで、普段は除湿モードで涼しく過ごせている。冬は朝に少しだけ暖房を入れれば家全体が暖まり、日中は日の光だけで快適に。その結果、光熱費も自然と抑えられているそうだ。

 「例えば私が1階で作業していると、2階から主人が楽器を弾く音が聞こえてきたり、子どもがダイニングで宿題をしている気配を感じたりします。そんなふうに、どこにいても家族の気配を感じられるのが、この家でいちばん気に入っているところですね」(奥さん)

「窓の家」Fさん宅の間取り。

高台に立つ家の2階からは、琵琶湖の眺望が。作業の合間にこの景色を眺める時間が、気持ちをリセットしてくれる。

キッチンと仕事場では、無印良品のファイルボックスややわらかポリエチレンケースを愛用。「シンプルなデザインなので飽きがこないということと、数が増えても調和のとれた空間になってくれるのが、好きなポイントです。無印良品は、家具と収納用品とモジュールを合わせてつくられているので、やっぱりこちらのほうがいいかな?と、収納用品の種類を変えても、ぴったり収まるところに気持ちが盛り上がります!」(奥さん)

奥さんがご自宅で製作し、インターネットで販売しているステーショナリーの商品。

2階のリビング。引き戸でつながる右手のフリースペースは、ご主人の音楽部屋。開放的な空間を生かしつつ、必要な場所には個室を設けられるのも「窓の家」の魅力だ。

2階の様子。手前が主寝室、奥が子ども部屋。今は家具でゆるく仕切っているが、成長に合わせて将来は間取りを変更する予定。

ADVICE

「窓の家」の特徴は、眺望を額縁のように美しく切り取るピクチャーウインドウ。しかも、好きな場所に好きなサイズの窓を設けられる自由度の高さが自慢だ。

 「じつは、耐震・断熱性能を考えると、それは決して簡単なことではないんです。でも、弊社ではその難しさをクリアして、自由な窓配置を可能にしています!」(MUJI HOUSE 広報 小林未来さん)

 例えばFさん夫妻は、あえてフィックス窓ではなく、掃き出し窓を選択。ひとつはウッドデッキにつなげ、もうひとつは勝手口のように外とつながる開口にした。

「そうやって、生活に合わせられる柔軟さもいいですね」 (ご主人)

文/はっさく堂 写真提供/無印良品の家・MUJI HOUSE(撮影/加藤晋平)

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