北海道で発見された〝様子のオカシイ自販機〟に22万人驚がく 「出てくるんかーい」「これは押したくなる」
前を通れば立ち止まらずにはいられない。そんな自動販売機がX上で注目を浴びている。
その発想は、なかった――。陳列棚に並ぶ、まさかの商品が、こちらだ。
2024年11月27日、北海道在住の弁護士・中村憲昭(@nakanori930)さんが投稿した1枚。
「100円ワンコインドリンク」と書かれた筐体の中には各種飲み物に加えてお菓子類が並んでいるのだが......1つ、かなりの異彩を放つ商品がある。
──タマネギだ。タマネギが自販機で販売されている。
一体なぜこんなものが自販機で売られているのだろうか。Jタウンネット記者は11月28日、まずは発見者の中村さんに話を聞いた。
「思わず声が出ました」
注目を集めた自販機は、中村さんの事務所が入っている小六第一ビル(北海道札幌市)の前に設置されているものだ。
タマネギは、ここ最近メンバー入りした商品だという。
「毎朝通勤するたびに気になっていて、とうとう我慢出来ずに購入したのが昨日でした。思わず声が出ました」(中村さん)
その後、中村さんは購入したタマネギをしばらく持て余していたものの、最終的には丸ごと調理して美味しく食べたそうだ。
それにしても、どうしてタマネギがラインアップに加えられているのかは気になるところ。
記者は12月4日、例の自販機を運営している沢口商店(札幌市豊平区)店長の澤口浩明さんにも話を聞いた。
農家から直接仕入れてます
酒・たばこ・食料品・野菜類などを販売する傍らで、100円ベンダーの運営も行っているという沢口商店。ベンダーの商品は、商店で取り扱っているものの中から澤口さん自身がチョイスして補充している。
これまでにも、お菓子や果物の缶詰め、練り物類、チーズなど、様々な変わり種を販売してきたといい、タマネギもその一つ。
東区の農家から直接仕入れている「北もみじ」という品種を、10月頃から販売しているそうだ。
「去年、タマネギが不作で高騰していたのでお手頃な価格で提供したところとても好評だったので、今年も販売することにしました! 24時間いつでも販売できる自販機に感謝です!」(澤口さん)
もはやちょっとしたコンビニのように利用できそうな自販機に、X上では22万件以上のいいねのほか、こんな声が寄せられている。
「ほんとに出てくるんかーい」 「いや、これは押したくなりますね!」 「無人販売の汎用自販機みたいでいいですね!」
なお、タマネギの販売は在庫がなくなり次第終了とのこと。タマネギの後には何が入るのか......それはそれで、楽しみだ。