【座間市】中学1年生・2年生ペア 楊麗珊さんと清水遥仙さん 一輪車で全日本ソロ入賞めざす
座間市在住の中学生・楊麗珊(やんりほ)さんと清水遥仙(はると)さんが、11月の全日本一輪車競技大会・ソロ部門に出場する。2人は7月の同大会ペア部門で準優勝しており、それぞれがソロ部門での上位初入賞を目指し練習を重ねている。
座間中学校2年生の清水さんと玉川学園中学部1年の楊さんは、小学生6年生・5年生の時にもペアを組み、全日本の小学生の部で4位に入賞している。
群馬県高崎市で今年7月に開かれた大会ではバラードの曲に合わせスピンするように回り、後進しながら片足を高く持ち上げる「バックスコーピオン」など、難度の高い技が成功。特に表現力で得点を伸ばし、初の準優勝に輝いた。
栗原小などで練習
二人とも座間市の栗原小学校や相武台東小学校などで活動する一輪車グループ・ユニサイクルスマイルに所属する。指導者でもある清水さんの母・友夏里さんは「二人とも常に優勝にこだわっていた。まさか準優勝するとは」と称えた。
11月23日に静岡県で開催される全日本のソロに出場する予定で、来年オーストラリアで開かれる国際選手権への出場を目標にしている。
楊さんは小学校の頃に栗原小の体育館で見た一輪車選手の姿に惹かれて入門。小学校5年、6年生の時に全日本のソロ部門に出場したが入賞は叶わなかった。大技に怖さを感じながらも、完璧さを求めて一人練習するタイプ。ソロ部門出場を前に「悔いのない演技がしたい」と意気込む。
清水さんは小学2年生の時に母の指導する様子を見て「楽しそう」と一輪車に乗り始めた。中学1年だった昨年、全日本のソロに初出場したが、男子部門は社会人も含まれるハイレベルな戦いで、入賞できなかった。ジャンプなどダイナミックな力技が得意で「やる気と体力で勝負したい」と意気込んでいる。