ノジマステラ 「不屈の精神」で巻き返しへ 16日 ホーム後半戦開幕
女子プロサッカーWEリーグ2024-25の後半戦が3月から開幕する。新戸に練習拠点を置くノジマステラ神奈川相模原はリーグ前半戦を終えて現在11位。チームスローガン「捲土挑来」を掲げ、後半戦の巻き返しを図る。3月16日に行われるホーム開幕戦を前に、川島はるなキャプテンにリーグ前半戦の振り返りや後半戦への意気込みについて話を聞いた。
――前半戦を振り返って
昨シーズンは苦しい1年(*1)でしたが、なかなか勝てない中で、自分たちの強みや勝ち方について、監督、クラブ、選手が一丸となって考え、気持ちを新たにして今シーズンに挑みました。カップ戦(*2)が先に始まり、最初の3試合で3連勝できたことで、まずは自分たちに自信がつきました。どういう取り組みをすれば、どこに力を入れるのか、矢印の向く方向が皆で一緒なら強くなると手応えを感じた前半戦でした。
――昨シーズンとの変化
プレイの面では「スプリント力(爆発力)」の強化。攻撃時の駆け上がり、ゴール前に入るスピード、(守備に)戻る切り替え、最後の最後に足を伸ばすとか。その切り替えは一貫して意識し続けている部分です。あとはコミュニケーションがよく取れるようになってきたと思います。以前は意見を言う人が決まっていたけど、ミーティングでなかなか意見が言えない選手も一歩踏み出してとか、話を聞こうとか皆が意識していくうちに段々と変わってきましたね。
――変化の手応えを感じた試合は
第7節の浦和戦(*3)。攻撃力のある相手だったので守備の形をいつもと変え、パスの質や切り替えの部分もとにかく全員で意見交換をしました。全員で戦ったと実感できた、チームとして成長が見えた試合のひとつです。
――後半戦に向けて
リーグ戦では結果として厳しい状況ですが、やってきていることが積み上がっているという自信はあります。後半戦は勝つことへのこだわりを全員で見せていけるよう頑張ります。ぜひ応援をよろしくお願いします。
(*1)2023-24シーズンの戦績は3勝4分15敗でリーグ最下位だった。(*2)チーム強化などを目的にリーグ戦とは別にカップ戦を行う。(*3)三菱重工浦和レッズレディース戦。先制するが後半に追いつかれ惜しくも引き分けとなった。