初公開モノもずらり 25日まで綾瀬市役所で
綾瀬市役所7階に、土器167点、石器238点が一挙公開されている。主に今年3月に新規市指定文化財となった縄文時代中期の集落「道場窪遺跡」の出土品だ。
市によると半分近くが初公開という品々で、素朴で大胆な文様や装飾が多く、しかも間近で見比べられる。出土した本物の土器に触れるコーナーや模様付け体験もある。
特に見どころなのは、同遺跡で出土した黒曜石の数々だ。明治大学黒耀石研究センターの分析によって明らかになり、神津島など各地から運ばれていたことが判明した。綾瀬の縄文人が様々な地域と関わっていた事が分かり、その分析結果も初公開されている。
会期は8月25日(日)までで、24日(土)には明治大学名誉教授・矢島國雄氏が黒曜石について解説、25日には学芸員の解説も。いずれも午前10時から。(問)同市生涯学習課【電話】0467・70・5637