交流戦優勝のソフトバンクは頼れる左腕モイネロで上昇気流に乗るか、交流戦4位のロッテは種市篤暉
交流戦23投球回で37奪三振、防御率0.78のモイネロ
交流戦で優勝したソフトバンクはリバン・モイネロが27日のロッテ戦(ZOZOマリン)に先発する。ロッテ戦の先発は今季初。
今季は12試合に登板して無傷の6勝、防御率1.28。交流戦は3試合に登板して1勝ながら23投球回で37奪三振、2失点、チームメイトの大関友久と並んで12球団トップの防御率0.78をマークした。
6日のヤクルト戦は8回で降板したものの18三振を奪い、野田浩司(オリックス)と佐々木朗希(ロッテ)が持つNPB記録にあと1まで迫る快投。13日のDeNA戦も3安打13奪三振1失点とほぼ完璧な内容で完投勝利を挙げた。
交流戦開幕前は勝率5割で4位だったチームも貯金7で3位に浮上。2位オリックスと0.5差、首位・日本ハムと3差に迫っており、勢いそのままに上昇気流に乗れるか。
交流戦防御率3.05の種市
一方、ロッテは種市篤暉が先発する。今季は10試合に登板して2勝4敗、防御率3.60。交流戦は3試合に登板して防御率3.05と悪い内容ではなかったものの勝ち星には恵まれなかった。
ソフトバンク戦は3月30日に登板し、6回8安打4失点(勝ち負けつかず)。相手先発がモイネロであることを考えると味方打線の大量援護は期待できない。まずは立ち上がりに細心の注意を払い、接戦に持ち込みたいところだ。
種市は「交流戦が終わって迎える最初のゲーム。大事な試合になると思うので、チームの勝利に貢献できるように自分のできることをしっかりとやって、頑張りたいです」と意気込む。
チームは24日の巨人との最終戦に勝ち、交流戦10勝8敗で4位フィニッシュ。パ・リーグでは最下位に沈んでいるが、初戦を取って夏の反攻につなげたい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
西武・今井達也-日本ハム・伊藤大海(ベルーナドーム)
オリックス・九里亜蓮-楽天・早川隆久(京セラドーム大阪)
【セ・リーグ】
巨人・山﨑伊織-DeNA・A.ケイ(東京ドーム)
ヤクルト・P.ランバート-阪神・村上頌樹(神宮)
中日・大野雄大-広島・森下暢仁(バンテリンドーム)
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記事:SPAIA編集部