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LiSA「沖縄に帰ってくる意味をくれた」そしてまた「強くなって帰ってきます!」9年ぶりに“錦を飾った”【SKY Fes 2025】

OKITIVE

毎年3月に沖縄県沖縄市の沖縄県総合運動公園にて開催される『HY SKY Fes』 2025年は3月14・15両日に開催された「HY SKY Fes 2025」は、今年も大盛況のうちに幕を閉じた。毎回多彩なアーティストたちが出演し、その出番によって会場の雰囲気がガラリと変わるのもこのフェスの大きな魅力の1つだ。 沖縄県内の地上波8ch(OTV 沖縄テレビ放送)では、「HY SKY Fes 2025」5/13(火)19時から特番が放送! 今回は「HY SKY Fes 2025」に出演したLiSAさんに単独インタビューした記事をお届け! DAY1の15日、4組目に登場したLiSAさんはアグレッシブな曲を立て続けに繰り出し、観客のボルテージをブチ上げるパフォーマンスを披露した。そんな激アツなステージを終えた直後のLiSAさんに、今回のフェスで感じたことや、HYにまつわる思い出、そして沖縄との繋がりなどについて話を聞いた。

—初出演のSKY FESの感想をお聞きしていいでしょうか?

お子さんから大人の皆さんまで、すごく楽しまれているフェスだなと感じました。スタンディングや座れるシートでエリアごとに分かれていて、皆さんがそれぞれの楽しみ方で楽しまれているなって感じました。何より、こんなにお子さんがたくさんいるフェスに出演させてもらったのは初めてだったので、激しい曲ばっかりで大丈夫かなって思ったんですけど(笑)皆さんシートに座りながら手拍子もしてくれて、本当に温かいフェスでしたね。

—前回、前々回と、今までインタビューした皆さんもやはり「温かい」という言葉を口にしていました。遊具で子どもたちが遊んでる風景があるフェスってなかなかないですよね。

そうですよね。あと、今日は私のお友だちもお子さん連れでたくさん来てくれて、そういう皆さんにも楽しんでもらえる場所なんだなと感じましたね。

—ライブを客席から見せてもらってたんですけど、LiSAさんの出番でボルテージが数段階上がってた感じがしました。子どもから大人まで、めちゃくちゃ飛び跳ねてる大人も…

“大きいお友だち”ですね(笑)

—まさしく(笑)SKY FESはHYのメンバーの思いがたくさん詰まっているのですが、どんなところに共感してオファーを受けたのでしょうか?

まず、ただ単純に私がHYさんのファンだったっていうこともあります。中高生の頃、カラオケに行ったら必ず歌ってました。なんかいーずーさんの歌で“試されてる”みたいな(笑)自分がそれを歌えるのか、っていう。ちゃんと歌を上手な人じゃないと歌えないから。お友だちにも「あなた」歌ってとか「Song for…」歌ってとか言われて、いーずーさんからのチャレンジを受けているみたいな(笑)

—割と喧嘩腰のバイブスで…(笑)

いやいやいや、そんなことないですけど(笑) でも、いーずーさんの歌を歌うことがすごい楽しかったんですよね。友だちともカラオケに行って、男の子ともデュエットできる曲もすごくたくさんありますし、みんなで楽しめる曲がとっても魅力だと感じていて。そんな記憶があったので、HYさんに呼んでもらえるなら行くしかない!という感じです。

—ステージの上からは会場の雰囲気や熱量はどのように感じられましたか?

今回はたぶん初めての人が多かったんじゃないかなと思うんですけど、でもそんなの感じないぐらい一緒に楽しもうとしてくれているのが伝わりました。傍観してるわけではなくて、けっこう後ろの方の人たちもどんどんどんどん手を上げて盛り上げてくれてて、楽しもうとしてくれている姿がすごく心強かったです。(テントが張られていた)サイドのエリアの皆さんも座りながらも手をすごい動かしてくれてるのが見えて、嬉しかったです。

—LiSAさんは色々なフェスに出てると思いますが、ワンマンとフェスでは臨む姿勢とかも変わってくると思うんですけど、今回のセットリストはどんな風に構成しましたか?

前回沖縄にライブで来たのは9年前だったんです。沖縄でライブをやるっていうことはミュージシャンとしてすごく大変なことだし、沖縄の皆さんに楽しんでもらうハコ(会場)もそうだし、そのキャパを集められるかとかもそうだし、ある意味日本武道館をやるみたいなところがあって。それと、私にとっては“錦を飾る“みたいなところがあるので。地元に帰ってくるというか、9年前も自分にとっては意味のある1回だったんですけど。そこからまたさらに成長した楽曲やその時の思い出の曲とか、(沖縄の人たち)みんなと遊べなかった時代を経て「紅蓮華」という曲や「炎」という曲はその頃はなかったですし。最近出会ってくれた人も、遡って聞いてくださっている方も、もしかしたら9年前に来られなかった皆さんにも、昔の曲も、出会った頃をどこかしら思い返してもらえるような楽曲があるといいなと思って、時代を遡りながら選びました。きっと皆さんが出会ってくれたのはアニメの作品が多いんじゃないかなと思ったので、アニメの作品をきちんと入れるように心がけました。

—やっぱり「紅蓮華」は会場ブチ上がってましたね。遊具で遊んでる子どもたちも反応してました(笑)今「錦を飾る」という言葉も出てきましたけど、沖縄にゆかりがあるんですよね。

そうですね。幼少期に沖縄で暮らしていたことがあるので、何かやっぱり「よーし、旅行だ!」みたいな気分では来られないというか(笑)お世話になった皆さんもいらっしゃいますし、お友だちもたくさんいるので、みんなにちゃんと返す気持ちというか、私にとっても「音楽の最初の場」なので。ちゃんとデビューした私というか、“LiSAになった私”としてこっちに来ることはすごく大事なことです。

—その大事なことの重みのようなものがあると思うんですけど、9年前と今回とでは沖縄でパフォーマンスをする上で、何か大きな違いみたいなものはありましたか?

やっぱりHYさんに呼んでもらったっていうことかな。沖縄のアーティストであるHYさんが認めてくれた、というか見つけてくれて、ここに私を呼んでくれたということが一番大きな違いだと思います。嬉しいことですし、この場所に帰ってくる意味をくれたというか。

—ちなみに今回の沖縄は久々ですか?

ライブはしてないんですけど、2年前に来ました。

—沖縄に来たらここに行く!という場所とかってあります?

いっぱいあるんですけど…やっぱりタコス屋さんです!(笑)私が暮らしていたのが那覇だったので、那覇にあるタコス屋さんに行きますね。

—沖縄そばも行きますか。

沖縄そばは、当時お世話になったお家のおばさんが作ってくれるのが1番美味しいんですよ。

—完全に沖縄が地元の人の答えですね(笑)家庭の味の沖縄そば。

おばさんが作ってくれる沖縄そばの三枚肉(皮付きの豚バラ肉)が大好きなんですよ。 その味を知ってると、東京とかで食べた時にめちゃくちゃ薄いか、とんこつ味みたいな感じで、やっぱりなんかちょっと違うんですよ。おばさんが年に1回とか、汁から作ってくれたものを冷凍してうちに送ってくれるんです。沖縄そばの麺も東京だとなかなか売ってないんですよ。だからどうしてもそれが食べたくて、おばさんにお肉と汁を冷凍してもらって(笑)

—東京でもちゃんと沖縄を感じてるんですね(笑)

そうそう、大好きです!ただ、1個だけ言いたいことがあって、沖縄からおばさんが送ってくれる沖縄そばの麺の量がものすごいんですよ。スーパーとかで売ってる1袋の量が多くて食べきれないんです(笑)だから冷凍しちゃうと解凍するのめっちゃ大変なので小分けみたいなのを作ってほしいです!(笑)

—これは完全に遠隔の「カメーカメー攻撃」(※)発動してますね(笑)割と真面目な音楽の話に戻りますが、この後武道館があってさらに北米ツアーと続きますけど、今のモチベーションや音楽に向かう気持ちはどういうコンディションになっていますか?

そうですね、特に海外はコロナ前は結構行ってたんですけど、コロナ以降はあまり行けてなくて。去年久しぶりのアジアツアーに行ったんですけど、その時にずっと待っていてくれる人たちの存在を感じたんです。沖縄もそうですけど、行けなかったところに行ったことによって、すごく喜んでくれる人がいることを去年もすごく実感したので、今年は新たなチャレンジじゃないですけど、本当に長年待っていてくださった皆さんのところに向かいたい。そこでみんなが知っててくれることを確かめるというか、みんなの愛情を確かめるじゃないですけど、そのパワーをもらって帰ってきたいなと思ってます。 ※カメーカメー攻撃…しきりに食べ物をすすめて食べさせようとする行為。「カメー」は沖縄の方言で「食べて」という意味

—パワーアップしていくLiSAさんのこれからがまた楽しみです。最後に沖縄の方々にメッセージをいただいていいですか。

強くなって帰ってきます!また迎えてください!!

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