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西松屋の中間決算は増収増益 中間配当を増額・5億円の自社株買いも決定

セブツー

子ども・ベビー用品大手の西松屋チェーンは10月1日、2026年3月期の中間決算を発表した。売上高は969億7300万円(前年同期比3.7%増)、営業利益は73億500万円(同4.0%増)、純利益は49億6900万円(同4.6%増)と、増収増益を達成した。

業績の好調を受けて、同社は株主還元策を強化。8月20日を基準日とする中間配当は、従来予想から1円増配して1株あたり16円とした。期末配当は16円を据え置き、年間配当は前期比1円増の32円となる見通しだ。

また、同日開いた取締役会では、機動的な資本政策の実行と株主還元を目的に、自社株式の取得を決定。取得総額は5億円を上限とし、28万6000株(発行済株式総数の0.48%)を2025年10月3日から10月24日までに買い付ける。

事業面でも積極的な展開を続ける。上半期は7店舗を閉鎖したものの、29店舗を新規出店し、8月20日時点で国内店舗数は1167店となった。夏物衣料が好調だったほか、小学校高学年向けアイテムも引き続き堅調に推移している。

さらに、海外展開にも本格的に乗り出す。台湾に完全子会社を設立し、2026年度中の店舗オープンを目指す方針だ。

同社は2026年2月期の通期業績について、売上高2000億円(前期比7.5%増)、営業利益136億円(同11.7%増)、純利益93億500万円(同13.6%増)を見込んでいる。

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