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栄区民ロードレース大会 「走るのが好き」 唯一の全回参加 長瀬さん

タウンニュース

笑顔で栄区民ロードレース大会を走る長瀬さん=本人提供

3月30日の開催で35回目を迎える「栄区民ロードレース大会」。毎年約1000人が出場する同大会に、1990年の第1回大会から出場し続けているのが、上郷町在住の長瀬卓さん(47)だ。

大会実行委員会と共催する栄区役所に確認したところ、第1回大会から連続出場が途切れていないのは長瀬だけだという。

同大会が始まった当時、上郷中学校の1年生だった長瀬さんは陸上部に所属。1500mや3000mを専門種目としていた。第1回大会は部活の顧問に誘われて出場し、5Kmの部で20分12秒を記録。

進学した定時制高校でも陸上部に所属した。当時のことを「昼は働き、授業を受けた後の21時から23時で練習していた。辛く楽しい時だった」と語る。その間も大会への出場を継続し「タイムは高校生の時がピークだった」と当時を懐かしむ。

顔見知りが増えた

その後、大会関係者や出場者の中で顔見知りが増えていったという。自身の中で、「以前は『走ること』が好きだったが、沿道から声をかけてくれる人や知り合いが増えるにつれて『この大会で走るのが好き』になっていった」と心境の変化を明かした。

また、2017年の27回大会の際に本紙で取り上げられたことも出場継続のモチベーションになったという。「みんなから『記事を見たよ』と声をかけられて、この大会だけは走ろうと、より思うようになった」と話した。

コロナ禍はオンラインで

2022年の32回では連続出場が途切れそうになったことも。当時コロナウイルスの影響でオンラインでの開催となった。1月の8日から16日までに走った合計距離で競うという方式に戸惑った。「1人で走ってもつまらないので、参加するか迷った」と振り返る。しかし、「ここで記録が途切れるのはもったいない」との思いで大会に参加。9日間で約26Kmを走り切った。

例年1月に開催されるが、今年は会場が修繕工事を行った影響で3月に変更になった35回大会。「今年もみんなと楽しみながら完走したい」と意気込みを語る。

長瀬さんが掲載されている栄区版2017年1月12日号

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