気落ちした時のため息は、猫が変えてくれる【猫エッセイ】交通事故にあった猫を拾いました
こんにちは。3匹の猫と1頭の犬と暮らし、二児の母でもあるtamtamです。
ある日、交通事故にあった猫(凶暴)を迎え、一緒に暮らすことになりました。
一時期は安楽死とまで言われた猫様でしたが、気合と根性で見事に復活。
しかし後遺症が残り、野良猫として生きていくことができなくなった、たまちゃん。
そんな猫様をサポートをしていきたい人間と、人の手なんか借りたくない猫様のお話です。
『ため息をつくと幸せが逃げる』なんて言いますね
少し落ち込んでしまうことがあったおかーさん。
ついため息を付いてしまいました。
『ため息をつくと幸せが逃げていく』なんてことを聞きますね。
これではいけない!と、猫様たちに癒しを恵んでもらおうと、おかーさん猫さんたちを撫で撫でしにいきます。
とても不思議なのですが、普段はやんちゃなコも飼い主さんが気落ちしている時、涙を浮かべている時は、その雰囲気を察してそばに居てくれますよね。
犬や猫にかぎらずペットは家族そのものと感じる瞬間です。
いつも構ってくれない強気なたまちゃんも、なぜかそんな時は撫でさせてくれるのです。
あの人間嫌いのたまちゃんが…!!?
時間を忘れて撫でていたら、ゴロゴロと喉を鳴らすたまちゃん。
今日はなんていい日なんでしょう!!
悩んでいたことも忘れて、たまちゃんが気持ちよさそうなところを探り探りで撫で撫でするおかーさん。
すると、す る と……!!!
ペロッと不器用な舌の感覚…なんと、たまちゃんがおかーさんの手を舐めてくれました。
嬉しくて思わずグッと息を止めてしまったおかーさん。
幸せなため息もあるのですね
落ち込む出来事からスタートした1日でしたが、一気に幸せいっぱいになったおかーさん。(復活!)
何なら、さっきの出来事を思い出しては幸せなため息が出ちゃいます。
きっと幸せが溜まりすぎて、少し吐き出さないといけないくらい、おかーさんは幸せなんだと思います。(語彙力無)
たまちゃん本日の一言
たまたまやで。たまちゃんだけにな!!!(白目サービス)
tamtam プロフィール
動物病院で動物看護士として勤務後、現在は個人で犬猫を預かり里親を探す「一時預かりボランティア」を続けている。犬猫の保護や介護について、大変な現実だけでなく、楽しさ・幸せをSNSで発信し大きな話題に。
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。
instagram:@tamtam__111