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「広島の歩き方」vol.19後編 広島の名産専門店「長崎屋」の魅力をご紹介 | 広島の名産を組み合わせた新焼き菓子にも注目!

ひろしまリード

小嶋沙耶香アナウンサーが『地球の歩き方 広島』を片手に、広島をゆるりと散策する「広島の歩き方」。

広島の名産専門店「長崎屋」に到着。創業当時の話から新商品の紹介まで、貴重なエピソードを社長からおうかがいしました。

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前回記事

「広島の歩き方」vol.19中編 広島・本通商店街を歩きます | 伝統を受け継ぎながら進化を続ける老舗をご紹介

【人気ミュージシャンのファンの聖地にもなっている長崎屋】

目的地の長崎屋に無事到着。

長崎屋の長崎 清一社長とご対面

店頭には、旧広島市民球場のベンチがあります。

球場が取り壊されるときにオークションがあったそうで、このベンチは、多くの人が訪れる長崎屋にあった方が良いだろうという考えから落札をしたそう。

店頭にあるのは旧広島市民球場の一塁側ベンチ

社長自身も野球をしていたという長崎社長。カープの田中広輔選手に間違えられて握手を求められたこともあるそうです

ベンチには人気ミュージシャン「コブクロ」のサインも。

広島でコンサートがおこなわれたとき、その前に街中を歩くイベントがあり、お店に寄ってサインをしてくださったそうです。

コブクロファンの方々の聖地にもなっている

【創業して130年以上の老舗】

長崎屋は明治25年創業。

創業した頃は、陶器や輸入品など、当時の日本では珍しい商品を販売していました。

お店に飾られている当時の包装紙は、お客さんの家の畳の下から出てきたもので、わざわざお店に持ってきてくれたそうです。

店内に飾られている創業した頃の包装紙

本通の歴史が分かるアルバムを社長が見せてくれました。

昭和31年頃の本通。当時の長崎屋の看板はとってもユニークだったようです

カープとコラボレーションした看板もありました

戦後、物流が滞り、広島県外のものを仕入れることが難しくなったため、広島菜やカキを売り始めました。

その後、高度経済成長期を迎え、広島県外の店舗が増えていったことから、贈答や食料品から広島の名産を売る形にシフトしていったそうです。

今は、広島で生まれたものを広島県外の方へ広める役割を担っています

【社長おすすめの商品】

社長イチオシの商品を紹介してもらいました。

まずは、三次市上田町を拠点に、女性3人が創業した会社が手掛ける「ほうじ茶シロップ」。

お茶の文化を次世代につなげたいという志のある会社が手掛けている。ほうじ茶シロップ 170g(1,400円)

アイスクリームと相性ピッタリ!

ユニークな新商品も登場。

その名も「ひっつきもっつき」。

広島県産カキの殻の上にパイ生地をのせて焼き上げたお菓子。パイ生地がカキ殻の形状になったとっても個性的な商品です。

レモンを混ぜ込んだホワイトチョコレートでコーティングしています。

広島はカキとレモンの生産量が日本一。その二つの食材が仲良く“ひっつきもっつき”している焼き菓子です

ひっつきもっつきの歌をうたいだすも長崎社長から怪しまれてしまう小嶋アナ

パイ生地のサクサク食感に、レモンのさわやかな風味がプラスされた新感覚の焼き菓子。

軽くて持ち運びしやすいので、手土産にも最適です。

イタリアのナポリ直送のパイ生地を使用しており軽い食感(※特別に店内で試食させていただきました)

広島ホームテレビ『ピタニュー』(2025年6月18日、19日放送)

ライター:神原知里

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