流行りに左右されないなんだか懐かしいパン 江井ヶ島にある「ともnoぱん!!」のパンを堪能しました 明石市
明石市内の中でも江井島地域は、昭和の雰囲気がどことなく残っていて海をより近くに感じられる町です。この地域で人気のパン屋さんを取材してきました。
今回お邪魔したのは、江井島駅前にある「WAKU+ AKASHI(ワクタスアカシ)」(明石市)で毎週金曜日に行われている「えいのまち やさしさマルシェ」です。
こちらに出店されていたのが「ともnoぱん!!」。自宅を改装した工房で週に2回、そして金曜日には不定期で同マルシェにも出店し、パンを販売されています。店主の岩澤さんは、パン製造歴36年。長年の経験と技術が必要な国家資格「特級パン製造技能士」を取得されているんですって。
自宅工房で販売されているときは好きなパンを一つ一つ選べるそうですが、マルシェの時はあらかじめ袋に入れて3つほど入って500円で販売されています。
どんなパンが入っているのか見えるようになっていますが、なんだか福袋のような感覚で一つ一つ購入するよりもお得にパンを楽しむことができますよ。その中から、人気のパンをご紹介します。
こちらは「チョコデニッシュ」。デニッシュ生地の中に高カカオのチョコが入っています。
表面にたっぷりのチョコがのっているのに、中の高カカオチョコの苦味もあり、甘すぎず軽やかです。たくさんのアーモンドスライスがのっていて、食感も楽しいパンでした。
こちらもチョコレートのパン、「ザクチョコ」です。中にフレークが入ったチョコレートクリームが入っています。
シンプルな風味の生地とチョコレートクリームがよく合って、ザクザクとしたチョコクリームの食感も面白い一品です。
おかず系のパンもいただきました。「ソーセージ」は、なんだか懐かしい雰囲気のパンです。ソーセージはプリっとしていて、ジューシー。プレーンな味の生地とケチャップとマヨネーズが合わさって、風味もなんだか昔ながらでした。
「チーズビッグ」は名前を聞いた時に「そのまんまやん!」と思わず突っ込みたくなってしまったんですが、同店のパンはネーミングがなんだかおもしろいんです。
このパンはすごく大きくて、スマホと比べてもこの通り。通常のパンの3倍ほどの生地を使用しているそうですが、フワフワなのでペロリと食べられてしまいます。チーズの香ばしさと軽い食感がクセになります!
店主の岩澤さんは「こだわりは無いねん」と話します。でも、「同じ生地でも成型する人が変わると全く違うものになるのがパンのおもしろさだ」とも。軽やかな食感やもっと食べたくなる味は、長年の経験ならではだなと感じました。幅広い世代に愛されている同店のパンの魅力がわかった気がします。
場所
ともnoぱん!!
(明石市大久保町江井島154)
営業日・時間
水曜日 9:30〜16:00
土曜日 9:00〜16:00
TEL
078-947-2839
備考
「えいのまち やさしさマルシェ」(毎週金曜日)にも不定期で出店。
場所:WAKU+ AKASHI(ワクタスアカシ)
(明石市大久保町江井島1748-2)
時間:11:00〜15:00
スケジュールはをご確認ください。