④人気以下の馬は勝てない伝統の長距離GⅡ【阪神大賞典】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!
阪神大賞典(日曜・阪神)
芝内回りの3000m戦、GⅡ。
過去10年、1番人気は〔512〕、2番人気は〔321〕、3番人気は〔202〕。
6番人気以下〔032〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ4回に、万馬券なし。
勝ち馬は1~3番人気に限られます。
ステップレースを見ていきましょう。
GⅠの有馬記念から〔452〕。人気、着順は不問。
ジャパンCから〔101〕。5着と11着の馬。
GⅡのAJCCから〔200〕。勝ち馬と1番人気7着馬。
日経新春杯から〔102〕。連対2頭と、11着馬。
ステイヤーズSから〔010〕。2着馬。
京都記念から〔002〕。1着と3着の馬。
GⅢのダイヤモンドSから〔122〕。4着以内の馬。
中山金杯から〔100〕。2番人気14着馬。
OPの万葉Sから〔001〕。3着馬。
3勝クラスから〔020〕。1着と3着の馬。
連対20頭中、前走有馬記念組を除けば、掲示板確保または1、2番人気に推されていたことが必須です。
馬券圏内30頭の前走ですが、芝2200m以上が29頭。例外の1頭は芝2000mの中山金杯から。ただし、この馬も前々走は芝3000mの菊花賞に出走して4着だった馬です。
連対20頭中、13頭に重賞勝ちがあり、残る7頭にも重賞2、3着があるように、重賞実績は重要なポイントになります。
さらに、連対20頭中、17頭に芝2200m以上での勝ちがあり、17頭に芝3000m以上への出走歴がありました。
牝馬は〔010〕。
年齢別では、4歳〔442〕、5歳〔345〕、6歳〔323〕。
馬券圏内は、4~6歳の3世代に限られています。
所属の東西で見ると、関西馬が〔10810〕と、関東馬を圧倒しています。
13年から3連覇を果たしたゴールドシップのように、過去の好走馬が複数回の好走を見せるのも特徴です。
他にも、16年勝ったシュヴァルグラン、翌17年2着。
20年勝ったユーキャンスマイル、翌21年2着。
21年勝ったディープボンド、翌22年連覇。
今年は昨年2着のワープスピード、3着のブローザホーンが出走を予定しています。要注目です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』