占術の源流を学ぶ理由は?著者コラム【一番わかりやすい はじめての四柱推命】
「東洋思想を重視した鑑定法を学んで」著者コラム
四柱推命を学びはじめたころ、日本の四柱推命の本に書かれていることが、中国の本で学んできた古代中国の思想とは異なる点があることに気づきました。戸惑った私は、故郷ハルビンにいる祖母の代からお抱えのシャーマンの先生に教えを仰ぎました。
先生からはさまざまな教えをいただきましたが、「最初の井戸から流れたものはいつか変化するが、行きついた先の流れと最初の井戸の双方をみなさい」という言葉が印象的でした。これはつまり、四柱推命の源流と派生していった流派それぞれをみる必要がある、ということ。そこで私は、源流である東洋思想の視点を重視した鑑定法を学び直しました。すると、的中率があがり、お客様からも「なんでそんなことまでわかるの?」「この前のこれ当たった!」など、喜びの声がさらに増えたのです。
長い歴史をもつ占術ゆえに、流派はいくつも存在します。細部の鑑定法が異なっても、私が四柱推命を通して伝えたいことはひとつ。「どんな宿命だったとしても、受け入れることから運は啓ける」ということです。
【出典】『一番わかりやすい はじめての四柱推命』著:愛新覚羅ゆうはん